2014年6月15日日曜日

パーク・フローラル  Parc floral


今日も晴れて、せっかくの日曜なので、夫の試験の合間でしたが、ヴァンセンヌの森を散歩することにしました。最初は森の中の散歩を考えていたのですが、森の入り口に着いてみると、何やら楽しげな音楽が聞こえてきました。今日は、ジャズ・フェスティバルの一環で、森の中にある植物園でコンサートが開かれていたのです。その音色が、近くを散歩している間中響いてきましたので、「行ってみようか」ということになりました。
入場料は大人1人5,5ユーロ。楽しみにしていたコンサートも、ちょうど5時に終了となり、生バンドの姿は、もう消えていました。その代わり、沢山の人々が、芝生で寝転んでいる姿に出会いました。

写真の睡蓮は、植物園の一角にあるのですが、大抵の睡蓮が、夕方のため(でももちろん、空は真昼のように明るいままでした)花を閉じていたのですが、これは見事に咲いていたので撮りました。 黄色い睡蓮も美しいですね。


これはピンクの睡蓮のコーナーですが、ご覧の通り、ほとんどが花を閉じていました。同じ池には、名前が分からないけれど、日本でも見たことのある水性植物がいろいろ植わっていて、沢山のガマの穂もありました。

昨日、変則的に午後、カトリックセンターでミサがあったのですが、その折に、本を借りてきました。
河合隼雄先生の、「閉ざされた心との対話」上下巻です。昨日の夜から、一気に読みました。今、まさに自分が求めている内容の本でした。

昨日のブログは長く書いたので、今日は短く終わりにしたいと思いますので、感想などは、またの機会に譲りたいと思います。

しかし1つ書くとすると、河合先生の本を読みながら、私と夫だけでなく、双方の身内全体に渡る変化が、少しずつ起こるだろうという予感です。カウンセリングの場面でのように、人と人が、真正面から、同じ土俵で向き合っていく。そこで起こる出来事というのが、家族を変える、時には劇的に変える要因になったりする。やはり、衝突は避けられない、大切なことだと思います。それにふたをし続けて、うまく成り立つ訳がない、と思うようになりました。

どうやら、私の方の身内でも、兄との衝突は、避けられないことのようです。
怖いことですが、その先の和解を目指して、頑張りたいと思います。


植物園の様子です。本当に大勢の人たちが、仲間や恋人たちと、楽しそうに、あるいは全く脱力して、芝生の上で寛いでいました。普段は、仕事に熱中している人も、こうして肩の力をすっかり抜いてリラックスする人生。この緩急の差が、明日への活力となるように思います。

「どうせ同じ人生だ。笑って生きよう!」と心から思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿