2014年7月22日火曜日

やっと梅雨明け


関東はやっと梅雨明け宣言、ということですが、あまり嬉しくないですね、この暑さ。
東京の最高気温は31度ということですが外を歩いていると、もっと暑い気がします。

さて例によって、あまり暑くならないうちに、と用事を済ますために外に出た訳ですが、なんと葡萄を見つけました。そしてそこには懐かしいアゲハチョウ。チョウを見たのはすごく久しぶりな気がします。そういえば、ヴァンセンヌの森の中の植物園でチョウの博物館があって、色々なチョウを見ましたが、このアゲハはなかったように思います。
この涼しげな葡萄、果たして食べられるんでしょうか。

日が高くなると、好きな散歩もおあずけとなる暑さとなってきました。
お子様がいらっしゃる方は、大好きな夏休み、というところでしょうが、お子さんにもかなりキツイ暑さとなりそうですね。どうしても、自分の子供の頃の夏とは明らかに違う暑さ、と思ってしまいます。


こちらも近所のお宅の花木、プルンパゴです。
真夏に映える、涼しげな水色の花が、あふれるように咲きます。これも大好きな夏の花です。

どうしても、草木や花の紹介になってしまいますね。
こんな暑さの中でもけなげに咲いている花を見ると、つい撮りたくなります。

今年の日本での夏は、いつまで過ごせるでしょうか。
まだパリへ戻るチケットを買っていないので未定です。
親しい人たちとゆっくり会いたい夏です。


 



2014年7月21日月曜日

蒸し暑い~   Il fait lourd à Tokyo !


今日は午前中から兄とスカイツリーに行って来ました。
写真は、その帰り、大横川親水公園というところで、子供たちが大はしゃぎで水遊びをしている様子です。(手前の池では遊んでいませんでした。写真奥に岩場があって、そこにたくさんの子供たちがいました。)

出かけた頃は雲が多く、風が気持ち良い感じでしたが、帰りは雲も晴れて暑さも本格的になっていました。暑さに弱い私は、子供たちに交じって水の中に入りたいぐらいでした。

この親水公園ですが、スカイツリーの足元から始まって、延々、錦糸町まで、およそ2キロにわたって伸びています。江戸時代に掘割として掘られた歴史あるもので、今のような形に整備されてからは、周辺の住民だけでなく、遠くからも散歩のコースとして訪れる人が後を絶ちません。
途中には菖蒲が密生しているところもあり、初夏には涼しげな青紫の花が一面に咲きそろいます。
その他紫陽花、竹林、小さな滝壺もあります。飽きずにあっという間に歩けてしまいます。



  これは散歩の途中で出会った、巨大な芙蓉の花です。どれぐらい大きいか、写真だとわかりづらいのですが、赤ん坊の頭ぐらいありました。こんなに大きくて白い芙蓉は初めて見ました。近くで見ると、花びらがひらひらとしていて、紙のような感じでした。



 お昼は、ツリーのイーストヤード7階にある、「たまひで いちの」で食べました。「たまひで」といえば本店の人形町を思い出す方も多いと思いますが、ここはその支店で、「いちの」は5代目当主の娘さんの名前だそうです。ここの売りというか、それしかないのですが、親子丼。初めていただきました。この店のこだわりである軍鶏(これ、読めますか?私は店の前で「ぐんけい?」と読んで恥をかきました(*^_^*))、そして卵と割り下です。この三拍子がそろって、この独特の味わいとなっていえるそうですが、卵を2回に分けてとじるのもコツだそうで、確かに、ふわふわの味わいでした。
個人的な感想としては、う~ん、美味しいのですが、もう少ししょう油か塩味が欲しいところでした。ちょっと甘すぎる気がしました。。

最新のニュースでは、東京もいよいよ明日から梅雨明けか、と言われています。
夏も本番、熱中症には、充分気を付けたいと思います。
皆様もどうぞお気をつけて。

パリも暑いそうですね。でもパリの暑さが恋しい気がします。
日本の暑さはもう、亜熱帯的ですからね。

では失礼します。


2014年7月15日火曜日

東京のお盆


先日の日曜日から、東京のお盆が始まりました。
前回でも触れましたが、亡き父にとっては新盆。お墓が家の近所にあるので(徒歩で15分ぐらい)、連日の晴天で、供えた花が枯れないよう、お水をあげに通っています。昨日のように、まさにカンカン照りとなると、もう焼け石に水ですが、少しでもお花が持つように、という思いです。

上の写真は、檀家である寺の近所にある、別のお寺の境内です。
ここら浅草一帯は、あるけばお寺に当たる、というほどお寺の多い土地柄でもあります。
これは、お地蔵様が人型のように大きいのが気に入っているので載せてみました。

こちらがお墓の様子です。
ブログに載せるのを躊躇しましたが、記念として思い切って載せることにしました。
手前三つともが、実家の墓です。真ん中に、母と父が眠っていますが、両側は、品川にも親戚がいるので、その親戚の墓となっています。写真ではわかりづらいですが、花は、日照りで瀕死の状態でした。たっぷりと水をやってきましたが。。果たしていつまで持つでしょうか。


家の近所の様子です。
すだれ状に、へちまが植わっていたので思わず撮りました。いかにも涼しげでしょう?これぞ日本の夏!という感じがします。
良く見ると、ミニトマトやナスもありますね。こんなちょっとした工夫に、下町の魅力を感じます。

今日もこれからどんどん気温が上がるそうです。
日本の皆様、体調管理には気を付けましょう。


 

2014年7月12日土曜日

夏の薔薇


台風が去った後、毎日暑いですね。まだ梅雨明け宣言はしていないものの、暑さはもう本番並み。
毎年話題になる埼玉の熊谷市ほどではないにしても、今日はもちろん30度以上。パリでの涼しさ、寒さに慣れている体としては、この気温の中 外を歩くのは想像以上にきついですね。

明日から東京はお盆ということで、夕方に檀家のお寺にお参りに行きました。亡き父にとっては新盆。お花とお線香をあげて、お墓をきれいに掃除して、しっかりと祈ってきました。
墓石の、母の戒名の隣に、父の戒名がちゃんと刻まれているのも確認しました。

父が死んだこと。まだやっぱり悲しいですね。
今日、来宅してお線香をあげてくださった父の年下の友人、おじさんは、「本当に子煩悩だったよ」と懐かしそうに言ってくださいました。

写真は、実家の薔薇です。
バラに詳しい方ならご存知だと思いますが、このバラの風情はオールドローズに近いものなのですが、実際には、オールドローズ研究の第一人者、デヴィット・オースチンのイングリッシュローズです。名前は「アンヌ・ボレイン」。有名人の名前をとっているはずなので、調べれば誰だかわかると思います。(調べてなくてすみません。) 育て始めてもう15年ぐらいになっている株ですが、今年もご近所の方のご協力で見事に咲いてくれました。
この薔薇は、花色も魅力ですが、とにかく香りがすごい。とても良い香りなのです。これぞ薔薇!という、嗅いだ瞬間に幸せになるような、何に例えたらいいのでしょうか、フルーティな香りです。

やはり薔薇、大好きですが、実は花屋で売られているような、現代バラ、いわゆるハイブリッドローズには、あまり魅力を感じません。上のイングリッシュローズのような、野原にたくさんの小花と共に、風にゆられて咲いているような、たおやかで可憐な薔薇が大好きです。


家の近所で見つけた花木です。
品種名を思い出せないのですが、夏に咲く、この紫色の涼やかな花。久しぶりに発見して、思わずシャッターを切りました。リンドウもそうですが、夏の青い花色も、一服の清涼剤のように魅力的です。

今、これを書いている時に見ているニュースで、今日だけで熱中症で病院に搬送された人が全国で400人以上とありました。何もパリに慣れている体じゃなくてもキツイ暑さだったんですね~。あんまり暑いんでめまいがしましたから。

皆様もどうぞ、暑さにはお気を付けください。

近所の銭湯です。
え~、暑いのに銭湯?という声が聞こえそうですが。。確かに夏は、銭湯には行きません(少なくとも私は)。でもこうした風情の銭湯も、時代と共に確実に数が減ってきていますね。
写真じゃよく分からないかもしれませんが、こまごまとした植木鉢の様子や自転車、そして青い瓦屋根。
ここよりもよく冬に通っていた銭湯は、周りの土地と一緒に壊され、高いビルになるそうです。時代の波ですね。。


愛猫のアビです。日本にいる間は、頻繁に登場させてもらいます。
あんまり暑いんで、茶の間のテーブルの上で寛ぐアビ。だ~れも注意をしないので(つまり私がそのままにしておくので)机の上のひんやりとした感触が好きなのか、ずっとこのままにいました。

話題があちこちに飛んですみません。

今年は夏の間、東京のこの家で過ごすことになりそうです。
あんまり暑くならないことを願うばかりです。





2014年7月8日火曜日

私の猫


夜モードで撮ったので、写真が暗くてすみません。
うちの猫、アビです。
私が帰ってきたことで安心したのか、私の部屋の隅に置いてある布団の上に入りびたりです。
年取ったせいもあるのでしょう、大抵、この場所にいて、コンコンと眠っています。暗くて涼しい、というのもあります。

さて、アビちゃんをこれからどうしましょうか。
このまま、実家の空き家に置いておくのは忍びません。。

 

2014年7月7日月曜日

思うこと 反省


写真中央がぼけててすみません。
これは今開催中のワールド・カップで、フランスがベスト8入りする前の、どこかの国と試合をしている日に撮ったものです。以前にも書いたように、それほど関心がないというのと、フランスを応援している訳ではないので、どこの国だったか思い出せず、すみません。とにかく日本がこれからコロンビア戦を控えているような時だったと思います。

先週の木曜日の夜中に帰国して以来、東京の実家にいます。写真は、まだ撮っていないので、パリで撮ったものを使っています。

今回は、以前、ブログに書いたことの反省をしたいと思います。
具体的には、母が他界して、厳しい父と2人で暮らすようになってから、フェミニズムに傾倒したということについてです。
このことについて反省しようと思ったのは、夫がつい最近、「女子校と共学の女子の違い」という面白い漫画を見せてくれたからです。女子校というと、「お嬢様」というイメージがありますが、実態は、男子の目がないということで、色気もへったくれもない、という、まぁ漫画ですから少々過激に表現してあるのですが、でもそれが結構当たってるので大いに笑える、というものでした。

振り返ってみると、私の女子校生活は、小学校1年生から始まって、高校までの12年間ですし、大学でもフランス文学科というところを出たので、男子はごく少数、女子校のノリでした。そう考えてみると、いくら兄弟に兄が2人いたとはいえ、男性というものに免疫が全くない状態だったことは否めません。こうして時が経ってみると、どっぷりとそれに浸かっていた自分が幸せだったとも、異常だったともいえる気がしています。
亡き母のあこがれに沿って入った学校だったから、悪く言いたくない、というのが本音ですが、

でも、私が一時的にもフェミニズムに傾倒したのは、こういった背景も無視できない要因だったと思うのです。「男性の実態を全く知らなかった」ということ。頭の中だけで、批判をたくましくしていた訳です。そもそも、フェミニストになりやすい人って、女子校育ちが多いかもしれません。
もちろん、実態を知っているからこそ、フェミニストになったという人の方が多いのでしょうが、さてどんなものでしょうか。


私は夫を深く愛しているので、男性というものに対して、変な思い込みやそれによる攻撃性などはなくなったと思っていますし、むしろ、男女に関係なく、「人間として」ということを考えるようになりました。 ただ、女性である以上、男性に興味があるし、逆もしかりで、それが正常な状態だと思っています。


以上が今回、反省というか、思うこととして書きたかったことでした。

写真は、左手にエッフェル塔があるという橋の上から撮りました。肝心のエッフェル塔を載せていないのは、天気が悪くて写りが悪かったからです。でもこの日は、翌日に東京へ向けてパリを発つという日で、夫と2人で、久しぶりに観光地を堪能したのでした。



ちょっと暗いながら載せてみます。
写真だと、本当に人が少なく写っていますが、たまたまで、周囲には、わんさと観光客がいました。
パリを離れる直前に、大好きなエッフェル塔を見れて良かったです。

東京は梅雨で涼しい毎日ですね。
こちらに来てから一回も暑い思いをしていないので有難く思っています。
まぁ今のうちだけでしょうが。。

この間に何とか時差ボケ、解消したいです。

では。

2014年7月4日金曜日

東京に一時帰国しました


昨日の夜遅くに、東京の自宅に帰りました。夏の間の一時帰国です。
今回は、大韓航空だったので、機内でのビビンパ堪能しました。ものすごい匂いでしたけれど。

ところで写真はまだパリ郊外です。
前回のブログに予告したように、俳句の会の皆さんで、会のメンバーの1人、ピエール・マリさんのお宅にお邪魔しました。写真は、その素敵なお宅のお庭で、バーベキューしている様子です。バーベキューの仕掛けは、写真左手の、樹木の奥にあるので写っていません。
総勢10人でした。

パリに住んで10年以上ですが、こうしてフランス人宅に呼ばれてバーベキューパーティーに参加したのは初めて。いかに普段から日本人と過ごしているかの証明ですね(*^_^*) 
こうしてフランス人宅に招かれるのは、楽しいだけじゃなく、フランス流の人の招き方が、ものすごく参考になるので、すごく興味深いのです。

例えば、料理の出し方にしても、アントレ(前菜)から始まって、最後のデザートまで、知っているようでいて、「なるほどね~」とうなることが一杯あります。しかも、こうした身内のような、親密な集まりでのフルコースの出し方など参考になることばかり。

1つ例を出すと、「あまり頑張り過ぎない」「ほどほど」、でも「美味しい」というのがあります。
例えば、メインの肉と魚ですが、日本人的には、とにかく量をたくさん、と思いがちですが、きっちり人数分だけ、1人につき肉1切れ(でも最高の骨付きの子羊のもも肉)、魚も、鮭も1人つきほんの1切れ。おかわりはありません。その代わり、メインの後のチーズ3種と果物は、本当に熟れ頃で美味しかった。その後のデザートも、奥さま手作りのチョコレートブラウニーとコーヒー。ごくシンプルです。
でも招かれた側も、手作りのおにぎりや、日本のお菓子を持ち寄ったので、もうお腹パンパンでした。その後での俳句会だったので、「このまま勉強止めてお昼寝した~い」との声もありました。


こちらがご主人のピエール・マリさん。これは、メインの鮭を切り分けてくださっているところ。


 お庭の様子。
本当に素敵な家と庭でした。
家の前の通りから、ずっと奥まったところに家があるので、とても静かで、私たちの賑やかな話声以外は、時折通り過ぎる風が樹木を揺らしたり、鳥が鳴いたりするぐらい、辺りはひっそりとしていました。 夕方には、近所のテニスコートから、ポーン、ポーン、と心地よい音が聞こえていました。


テーブル下の日陰にいる猫ちゃん。可愛いので触ろうとしたら、「触っちゃダメ、病気だから」と奥さま。本当かな~。「私はね、猫が好きじゃないの」と堂々とおっしゃるあたり、あまりマダムからは可愛がられていないことを知り、ちょっと不憫に思いました。

こちらは玄関先に咲き乱れていたゼラニウム。大好きな花です。

 
  肝心な俳句会は、お腹一杯、大満足の後で行ったので笑いの絶えない、楽しいものとなりました。
そんな気持ちを表現した私の1句をご紹介します。
(横書きで失礼します。)

 木陰より 香り漂う 友の庭

                    

実はこの投稿は、今現在、東京の実家で書いているのですが、当時のことを思い出すと、まだ自分がフランスにいるような錯覚に陥ります。

東京は雨がちですが、涼しくて過ごしやすいです。
愛猫も心配していたのとは裏腹に、元気一杯、愛らしいままでいたので、ホッと一安心。
夏の間は、ここ、東京に滞在予定ですので、また「東京便り」になります。あしからず。

皆様も、良い夏休みを! (あんまり、これは日本では通用しない言い方ですね、すみません。)