2014年12月31日水曜日

大晦日!


ずいぶん、ご無沙汰してました。皆様、お元気でしたでしょうか。
今日も良く晴れて、こんなに天気がいいんじゃ、家の中にはいられない、ということで
1人寂しくですが、外出してきました。
東京に詳しい方は、ここがどこだか一目瞭然ですが、
なんとなく、青空に映えた近代的ビルが美しいと思い、写真に収めました。

そういえば、前長野県知事だった作家、田中康夫さんが、新しく、
「33年後の、なんとなくクリスタル」を出版されたそうで。読んでみようかしら。

このデパート、巨大すぎて的を絞らないと疲れ切ってしまうところなんですが、
私は11階にある、「ユザワヤ」に用があって行ってきました。
以前から手芸が好きで、今、編み物の講師の資格をとろうとがんばっているところです。
もちろん、それで食べて行こうとは思っていませんが。。

このお店、手芸店としては老舗で有名ですが、
結婚後の姓と同じ、ということで、親近感をもっています。

そうそう、北陸のスキー場でも有名な、湯沢という地名もありますよね。
(スキーって苦手で、人生において2度ほどしか滑ったことがありませんが。)


家の近所で、こんなレトロな車を見つけました。
車好きなら一目でわかる、この車体。シトロエンの2CVといえば、第二次大戦後、フランスの大衆車として一世を風靡したことで知られていますよね。その独特な風貌と、合理的な設計によって、フランスの国自体を示すほど、親しまれた存在でした。
そうですね、今のパリで、たま~に見かけたりしますが、滅多に見られなくなりました。
そんな希少な車が、東京の下町で見ることができるなんて。
そばにいた年配の(?)カップルも、懐かしげに見入っていました。

大晦日らしく話題を変えると、


そう、何回か登場してもらっているお地蔵様たち。
浅草から帰宅途中には、犬も歩けば、で、お寺が一杯なんですが、ここは浄土宗。
お正月を迎えるにふさわしいおべべを着せられているのが微笑ましくパチリ。
まだまだ日の差すこの時間帯。
赤い頭巾があったかそうでした。

今日は、新宿からの帰り、アメ横にも寄ったりして、
1人の気楽さで
あちこちと歩き回って、年末の気分を堪能しました。

浅草寺にも寄って、一足早いお参りを済ませようとも思ったのですが
力尽きてダウン。後ろ髪ひかれる思いで家路へと急ぎました。

今年は1年の大半を東京の実家で過ごすことができて幸せでした。
最愛の夫とは離れ離れでしたが、
毎日のようにスカイプをしていたので、ちっとも寂しくなんかありませんでした。
(こういう内容のことを書くのは、日本では稀、だそうですね。)


皆様、今年1年も、ご愛読くださって、
誠にありがとうございました。
新しい年もまた、皆様にとりまして、
素晴らしい年となりますように、
心からお祈り申し上げます。

もう明日ですが、良いお年をお迎えください。




2014年12月19日金曜日

羽子板市


連日の更新となりますが、
今日は浅草の羽子板市の最終日ということで、重い腰を上げて行ってきました。
翻訳に没頭して疲れてもいたし、天気も快晴ということで昼ごろ出かけました。

今日も雲一つない、どこまでも青く澄みきった空。
あ~、外出して良かった、としみじみ。

年末恒例の羽子板市は、何年振りかわからないぐらい久しぶりでした。
写真は、歌舞伎によく登場する、「弁慶」ですね。定番のモチーフです。


こちらは女形。
藤娘、と言いたいところですが、
かんざしに藤が付いていないので、
ただの娘か、娘道成寺か。

私は子供のころから成人するまで、
日本舞踊を習っていたので、少々わかります。
背が高いので男踊りもやりましたが、
体型や様子が女らしい(?)ので、女形の踊りの方が多かったですね。


とにかく羽子板市は迫力満点です。
こうして、軒並み羽子板を並べている様子は圧巻です。
たまたま居合わせた外国人観光客たちも大喜び。

少し早い、正月気分、といったところでしょうか。
因みに上の写真の中央は、もちろん、連獅子。


こ~んなのも見つけちゃいました!
そう、今年話題沸騰だった、アナ雪こと、アナと雪の女王。
毎年、その年に流行したものを羽子板にして飾るのも、1つの習わしですね。


結局、昔懐かしい、子供のころ使っていたような、木の板に女の子の絵が描いてあるだけの羽子板を買いました。2枚の板と、2つの羽がついて2千円。最終日なのでお得でした。
パリに持って帰って、夫と羽根つきを楽しもうと思っています。

でも買い物の前にはちゃんとお参りをします。

この写真だと人がまばらに見えますが、羽子板市を開催している周辺は、ものすごい人でした。


これ、カメラのレンズが曇っていたからではないのですよ。
すごい人で、お浄めの線香が大量に焚かれていたからなのです。その煙が辺りを覆い尽くしていました。
賽銭箱から見た風景ですが、大みそかには、ここは全く、動けない状態となります。
今のうちに撮っておこう、と思ったのでした。

ところで、、、
今日は、心臓が痛くなるような、ひどい事態がこの後起こったのですが、
夫や兄とじっくり話したことで、だいぶ気分がましになりました。
こういうことって、生きていると避けられないことなんでしょうが、いや~参りました!

でもやっぱり、同志というんでしょうか、心の通じ合える人たちとの連帯こそが、
明日への希望、生きる勇気を与えてくれると信じています。
「何が真実なのか」、「何を信じるべきなのか」、それを仲間と共に、いつも分かち合っていたい、
強くそう思います。

今回も読んでくださってありがとうございました。




2014年12月18日木曜日

冬の花


冬に咲く花といえば、パンジーはもう定番ですね。
私がガーデニングに凝りだした20年ほど前にもすでに使われていましたが、秋に種をまいて春に咲かせるタイプと、春に種をまいて初冬に咲かせるタイプとありました。今ではもう、秋には、ポット苗で、咲いたものを売っていて、こんな風に好みに合わせて寄せ植えをすれば良くなりました。かなり園芸が、手軽で身近なものとなっていると思います。

ここのお宅は、他の近所のお宅と同じで、でも特に、1年中、花を絶やさないようにしているお宅で有名です。表通りに面しているので、真冬でも、晴れたらこうして日照に恵まれるので、花を育てるのに最適なのでしょう。


パンジーも、他の花と同様、色々な花色が出回っていますが、
私はやはり、オーソドックスな紫色が好きです。
でも、こんな風な、目の覚めるような黄色も素敵ですよね。
これ、よく見るとパンジーとビオラを寄せ植えしていますね。
わざと同じ花色を植えることによって、アクセントをつけているようです。
このビオラも、昔はすみれと言って、野にひっそりと咲く、気品のある紫色が定番でしたよね。
亡母は、そのすみれが一番好きな花でした。

昨日の強風から一夜明けた東京は、雲一つない見事な快晴ですが、今朝は2度ぐらい。かなり冷え込んでいます。まだ強風も収まっていません。
西日本、日本海側、北海道では、まだ猛吹雪の最中とか。
十分お気を付けください。
今年の冬も、異常気象での幕開けですね。

師走、ということで、ちょっと1年を振り返ってみると、
今年はほとんど、私は日本・東京で過ごしたことになります。
春から初夏にかけての2か月ちょっとをパリで過ごしただけで、去年の父の他界した日から数えると、ものすごい長期間、日本に滞在していることになります。

誰もいなくなったこの家で、こうしてゆっくりと1人で過ごせたことに、心からの感謝を感じています。                                                                 何度も書いていますが、                           こうして、生まれ育った家と、十分な別れの時を持てたことは、本当に恵まれていることだ、と思っています。特に、海外移住者としては、本当に恵まれた機会でした。                                                                  来春にはもうこの家はないと思うと、今を大切に生きたいと、強く思います。こうしたことを許してくれている夫にも、心からの感謝です。                                            翻って、日本全体を思い返すと、
本当にこれでもか、これでもか、というぐらい、自然災害の多い1年でした。

広島の土砂災害に始まり、各地の冠水、御嶽山の噴火、大型台風の幾度にもよる来襲と、
考えられる災害すべてが起こった1年でした。考えてみると、3・11以来、災害による被害が増えているように思うのは、私だけでしょうか。自然が猛威をふるっていると思います。

 人間、生きていると、本当に色々なことに遭遇しますが、
ついてないとき、つらい時でも、心の中に花を咲かせていたい、あるいは希望の炎(小さくても!)を燃やしていたい、と強く思います。それには自分は一体誰と連帯できるのか(もちろん、国境だけでなく、宗教も超えて)、じっくりと見極めて行きたいと思っています。

忙しい師走。
お体大切に、お楽しみください。








2014年12月17日水曜日

すごい暴風ですね


久しぶりに更新します。
このところの忙しさで、すっかりご無沙汰気味ですが、皆様お元気でしょうか。

今日の風の勢いはものすごいものがありますね。
私がいるのは東京の東部ですが、外は文字通り「うなり声をあげて」風が吹き荒れています。
とても、外に出る気がしません。
日本海側や東北地方、北海道は、特に豪雪が降り続いていて、
数年に一度ぐらいの猛吹雪だそうです。。

さて写真は、1階の居間の丸窓です。
夫は、この部屋はお茶室として作られたのかもね、と言っていますが、
この丸窓や床の間、違い棚などを見る限り、そうかもしれません。
昔ながらの6畳間です。

この丸窓、背の高いテレビボードや書棚を置いていたせいで、何十年も隠れたままになっていました。このたび家を断捨離することが決まったので、思い切ってどかしてみました。
あまり人様に見せられるような状態ではないですが、
一世一代の事業の前に、記念として載せます。
甥や姪が、小さいころ、ここをそっと開けて、
大人たちの様子を伺っていたことがあるのを懐かしく思い出します。




こちらはテレビで映し出された豪雪と吹雪の様子です。
写真を撮るのに夢中で、どこの地方か確認できませんでしたが、
おそらく、北海道か東北のどこかだったと思います。

これを見たら、東京の暴風を怖がっている場合じゃないですね。
もしこうした地方にいらっしゃる方がこのブログを見ていたら、
どうぞお気をつけください、としか言えません。
客観的には、とても美しい光景だと思いますが。。




久しぶりにうちの子を載せます。

昼間はこ~んな感じで、炬燵の下に敷いているホットカーペットの上で寛いでいます。
今日の暴風で、一旦は外に出てもすぐにピュッと舞い戻ってきて、こうして部屋で丸まっています。
今は、炬燵に入っている私の膝の上で丸まっています。

可愛いけど重たい!というのが正直なところで、この子が気がすむまでいさせるとなると、私の足がしびれてしまいます。
この子をパリに連れて行くことを決めてから、ホッとした日々ですが、
帰仏の目処がそろそろ立ちそうになってきているので、
現実問題として考えようと頭をひねっています。
果たしてこの子が、パリの環境に慣れてくれるかどうか。。。本当に心もとないです。


ところで先週から、本格的に翻訳の仕事をしています。
期限は来年1月の第1週なのですが、早めに終わらせたいと、結構力入れています。
仕事があるって良いですね! とにかく気が紛れますし、収入源にもなりますし。

パリには、来春には戻れそうです!




2014年12月8日月曜日

まだ未完成ですが


目の前に出来つつある、9階建てのマンションです。
私の実家は、大通りに面した南東の角地なので、この目の前、というのは、小さい方の、東側の通りです。
かなり大規模な敷地に建っているので、このマンションの反対側には、色々な店舗が入るみたいです。一説には郵便局が入るとか。便利になりそうで嬉しいです。




 うちの車庫から見上げた感じがこれ(右の写真)です。
9階って、結構高いんですよね。

下が、南側の大通りから写した写真です。
写真左側の、蔦が這っている壁のあるのが実家。
蔦は、まぁ言ってみればぼろ隠し、です。


一昨日から、夜空にきれいな満月が眺められていますが、
満月からの2週間は、色々な意味で、「調整」や「浄化」にぴったりな周期だそうです。
まさに、この時期に断捨離をすると、とても良い運気が流れてきて、幸運になれるそうです。

ちょうど、師走で大掃除の時期。
家中、少しずつでもダンシャッて、すっきりとした新年を迎えたいものです。

皆さん、大掃除、進んでいますか~?

私の実家は、来春には、家ごとダンシャることになりそうです。
それまでに、父母の残した思い出の品と向き合っていこうと思っています。

皆さんも、この時期、思い切ってものを捨てて、家の中を綺麗サッパリしましょう。

ではまた。

2014年12月7日日曜日

寒い、寒い!


朝晩だけでなく、日中もめっきり寒くなりましたね。
テレビの天気ニュースでは、北陸・東北・北海道での大雪、吹雪の様子が数日前から映し出されています。冬は寒いのが当たり前、とはいえ、この12月の初旬で、こんな大雪は本当に珍しいと、画面でインタビューを受けている人たちが受け答えしています。

一方、日本を訪れている外国人の人たちは、ここ、浅草でも数多く見かけますが(というか、平日の昼間に行くと、地方の修学旅行生たちか、外国の人しかいない、という状況です。)、半そでのツワモノもいます。「日本の冬、大好き」という西洋人は多いですよね。こんな風に明るくて真っ青な空が広がることが皆無な(特にヨーロッッパ)から来た人たちは絶賛します。
私も、この10年、パリで暮らして、冬の暗さ、寒さを経験してきたので、その気持ち、よ~くわかります。ただ半そでというのは。。。多分、こうして日差しがあるところは暖かいからでしょう。


先日、BS で岸恵子さんがパリ案内をするという番組を見ました。(途中眠くなったので録画して、まだ半分しか見ていませんが) 彼女は在パリ半世紀ということですが、苦労された部分はとても重なるので、岸さんの言葉にはとても共感しました。
「びっくりするぐらい意地悪な人も、びっくりするぐらい良い人もいるのがパリ。そこで鍛えられた。」ということ。ポイントは、その意地悪な仕方がわかりやすい、ということでしょうか。
意地悪な人というのは、世界共通、万国どこにでもいますが、その意地悪な仕方、度合に、その国の文化、国民性が現れる気がします。

最近は、アメリカでの白人による黒人への差別行動によって、人々の激高、反乱が多くなっていますね。この地球において、歴史上、最もさげすまれてきた人種である黒人に対しての差別、仕打ちは、想像を絶するものがあるでしょう。 

苦しみの度合いは、決して比較できません。でも、自分が苦しいからといって、他の人(国)が苦しんでいることに鈍感になってはいけないと思います。(自戒をこめて)



時々こうして浅草へ気晴らしに行くのが楽しいのは、
やはり色々な人種がいるからでしょう。

雷門の前で、無邪気にポーズをとって写真を撮らせている海外の人たちを見ると、
「あぁ、無邪気って大切だよな。」と思います、素直に。



このように、この雲一つない、澄み切った心でいたいものです。
でも、特にわたしは、精神的に苦しんでいる人たちと連帯したい、
少しでも役に立ちたい、と思います。

昨日は1日、ある会合に出ていたのですが、
こうした思いを新たにできたという意味で、意義深いものでした。
そうした機会を与えられたことに感謝します。

今日も一日、皆様が健康で、幸せな時を過ごせますようにとお祈りいたします。