2013年10月30日水曜日

ユダヤ人街散策 パート1


今日は友人たち総勢11人で、ユダヤ人街散策に繰り出しました。街はヴァカンス中とあって(Toussaint - 諸聖人の祝いでほぼ2週間の休み)、大勢の人々で賑わっていました。このお店の真ん前にある本屋でユダヤ人の歴史の一端に触れた後、ユダヤ人美術館に行きました。およそ2時間かけて館内を回った後、このお店で打ち上げをしました。
ユダヤ人の歴史といえば、迫害と追放の歴史。どうしてここまで迫害されなくてはならないのか、正直日本人としてはピンときません。どの民族だって、他民族を支配してきた歴史がある訳ですが、ことユダヤ人に限っては、あまりにひどい、と思わざるを得ません。よく迫害の理由として言われるのが、イエス・キリストを殺したのがユダヤ人だから、というのがありますが、、、キリストも同じ、ユダヤ人だったのですよね。なのになぜ?
その点日本人は、ユダヤ人に対する偏見が、全くといって良いほどないので(=キリスト教を正確に知らないから)、昔から日本人とユダヤ人は仲が良いとされていますね。
 

写真上は、ご存じ名物のチーズケーキ。添加物がなく、甘みも控えめで美味しいのですが、意外や意外、食べてみると食べごたえ充分で、日本人としては一切れで2人分という感じです。お土産に持って帰った友人たちは、手にした時の重さにびっくりしていました。
写真右は、ワインと一緒に注文した、ピタバンにつける前菜、アペリティフです。ワインはイスラエル産の赤ワイン、私は飲まなかったので味はお伝えできませんが、中々腰のある美味だったそうです。 手前の前菜は、巨大な唐辛子、ピクルス、オリーブで、どれもびっくりするぐらい「しょっぱい」。後で喉が渇きました。向こうの皿には、典型的なユダヤ料理の前菜の盛り合わせで、フムスやタマラ、マグロのムースなど、肉は一切なしのベジタリアン。5人であっという間に食べ切りました。
美術館での疲れを癒しながらの打ち上げでしたが、お店を切り盛りしているのも、もちろんユダヤ人たち。生活に密着した形で文化を知る醍醐味に、時の経つのを忘れてしまいました。

ユダヤ人美術館の館内は、撮影を禁じられていたので残念ながら写真はありません。
次回は、もう少し街の様子をお届けいたします。
 

2013年10月29日火曜日

チョコレート!


オペラ座から見た、ヴァンドーム広場の入り口です。オペラ界隈は良く行くのですが、こちら側は滅多に行かないので撮ってみました。ここら辺を歩いているのは、ブランドショップで働いている人やビジネスマン、そして観光客ぐらいでしょうか。日本のビジネスマン同様、スーツ姿でビシッと決めている男性たちが目につきます。パリは、地区によって、ガラッとその顔を変えるので面白いです。

この日は、オペラ街から、エッフェル塔方向へ用事があったので、この界隈を通ってみることにしたのです。普段、自分のいるカルチエ(地区)に比べ、本当にパリらしい美しい建物が連なっているので、観光客よろしく写真を撮りまくっていたら、一緒にいた友人に、「パリに10年いて、そうして写真を撮るのえらいね~。」と皮肉とも思われる言葉をいただきました。確かに。。10年いても、全然新鮮さを失わない自分の感性、というより、この街の魅力に、ただただ驚くばかりです。


ヴァンドーム広場を突っ切って、サントノレ通りとの交差点です。有名なチョコレート店。日本では有名になり過ぎて、飽きられているところもあるのでしょうか。私個人としては、チョコレートに限っては、フランスのメーカーより、ベルギーとスイスのものの方が断然好きですね。これはカカオを生産している国によって決まるらしいのですが、フランスは、過去の植民地の関係で制限があるそうで、そうした制限のないベルギーやスイスは、世界で一番美味しい生産地を選べるので、必然的に美味しくなるとか。チョコレート1つとっても、歴史が関わってくるのですね。


こちらもベルギーのもの。パリの街角のあちらこちらに見かけます。ハロウィーンに因んだチョコレートは、sucette といって、子供用の棒付きキャンディー。買う時に店員さんに「自分のために買いたいんだけど」なんて言ってみたら、「もちろん、大人だって食べるわよ!美味しいのよ~!」と励ましてくれたので買いました。
夫と2人で分け合って(かじり付き合って?)食べました。
ここのも、本当に美味しいです。

チョコレート談義のついでに。。
私はフランスに来る前は、チョコレートって、大して好きではなかったし、買って食べたこともあまり記憶にありません。もちろん、チョコレートのついているお菓子類は食べていたと思うのですが、チョコレートそのものを1つ1つ吟味して買うようなことはなかったし、子供の頃は、今のように海外のチョコレートメーカーが店を連ねていることもなかったので、あまり縁がなかったと思います。
でも板チョコはありましたね。CMソングで、「チョッコレイト、チョッコレイト、チョコレイトは○○○~」はすぐに思い浮かびます。でも板チョコなんて、買って食べたかな~?という感じです。

そもそもが私、辛党です。甘いものより、お煎餅の方が好きです。
子供の頃は、「パリに行って、お菓子屋さんになるんだ~」などと叫んでいたそうですが、今じゃ、全く興味ありません。お菓子を作るんだったら、フランス料理を習いたいぐらい。たま~にお菓子も買って帰りますが、とにかくこちらのケーキ類は甘いので。。「甘いのダメ」という人と、話が合ってしまうこの頃です。



2013年10月26日土曜日

黄葉


パリは秋が深まり、落葉樹は黄葉を始めています。こちらは紅葉と書くような、赤く葉が色づくことはあまりありません。木の種類によるのでしょう。落ち葉の中には、マロニエの実も混じって、形の良いものはいくつか拾ってオブジェとして家の棚などに飾って楽しみます。

日本では、台風26号に始まって、27、28と大型台風が襲来したそうですね。被害に遭われた方々には、心からお悔やみ申し上げます。さらに、三陸沖での地震があり、不安な毎日と思います。

パリも異常気象です。
日中の気温が、例年より10度近く高い日が続いています。20度以上あります。朝も15度以上あったりして、暖房の効いている部屋では暑いぐらいです。快適といえば快適なのですが。。。むしろこれから来る冬がどうなるのかが、今からちょっと心配です。


「昔、森でキノコ狩りをしたのはいつだっけ?」と、つらつら写真を眺めていたら見つかりました。
ちょうど4年前の今頃、夫と2人でサン・ジェルマン・アン・レーの森に出かけて、様々な種類のキノコを見つけては楽しみました。(種類がわからないので、決して触らないようにしましたが)
これがその時の写真です。この後、近くに住む友人と合流して、車であちこちを回りました。とても懐かしい思い出です。


ガラッと話題が変わりますが、この間、シャンゼリゼを歩いていて、日本の花嫁さんを見つけたので思わず撮りました。平日の午後、しかもあまりお天気は良くなかったのですが、2人の姿は光っていました。写真右手すぐに凱旋門があるという位置です。
彼らは、アルバム作りのために、専門のカメラマンたちに写真を撮ってもらっていたのですが、この時は凱旋門を背中にしてではなく、シャンゼリゼ通り下方をバックにして撮っていました。それが面白いと思いました。

でも何はともあれ、幸せそう。特に花嫁さんが、輝く笑顔で、まっすぐ上を向いていたのが印象的でした。 
秋は行楽のシーズンだけでなく、結婚のシーズンでもありますね。



朝食第二弾ですが、先日、友人の住む15区で、おしゃれで美味しいパン屋を紹介されたので、思わず立ち寄り買ってきたものです。手前はもちろんクロワッサン、そして写真横がパン・ド・カンパーニュ(Pain de Campagne ) (田舎風パン)です。それぞれ美味しいだけでなく、どっしりと思いのが印象的でした。地元のパン屋より、1,5倍ほど値段が高いのも印象的でしたが。(1つ 1,5ユーロでした。)これは普段というより、特別な日の朝食ですね。(別に贅沢、という訳でもありませんが) これにカフェ・オ・レをつくって飲みながらいただきました。 
でも私はやっぱり、地元のパン屋のパンの方が、馴染みがあって美味しいと感じました。


ところで昨日から、Toussaints (諸聖人の祝い)の休暇が始まりました。学生たちはほぼ2週間のお休みとなります。そのせいか、今晩(土曜の真夜中です)は上の住民(若いカップル)が、友達を大勢呼んで、楽しく騒いでいます。普段しかめ面をして大人を装っている人たちも、騒ぐときはまるで子供。遠慮なく叫び声を上げたり笑ったりしているのを聞いていると、私もこんな風にストレスを発散する必要があるなぁと痛感します。また友人たちを、自宅に招いて食事会としますか。

2013年10月23日水曜日

秋晴れ 2


サン・ジャックの塔(La Tour Sanit-Jacques)です。この時は昼の12時、真昼間だったので、このような晴天でした。リボリ通りを歩いている人々の姿は、もう夏そのもの。大体25度ぐらいはあったでしょうか。
このサン・ジャックの塔は、つい最近まで改装のために工事中でしたが、綺麗な外装に生まれ変わってのお目見えです。少し学術的な話をすると、かの数学者であり哲学者であった、ブレーズ・パスカル(Blaise・Pascal)が、この塔を利用して気圧の実験をしたことは有名ですね。このパスカルという名は、気圧の単位として(たとえば○ヘクトパルカルとか)残っています。
キリスト教徒としては、ここを始点として、スペインのサン・ジャック・ド・コンポステル(Saint Jacques de Conpostelle)までの長~い巡礼地が始まっています。大昔の人は、ここから、歩いてスペインまで巡礼したのですね。今でも、本格的にやる人は、ここから巡礼を始めます。まさにお遍路さんですね。

とにかく歩いていて汗ばむ陽気でした。



散歩しながら街を歩いていると、思わず撮りたくなる場面があります。これもその1つ。
ハロウィーンが近いせいもあるのか、店先に置かれていたこの立派なカボチャに出会って思わずパチリ。大きなぶどう酒の樽の上に乗っかっていました。サン・ジャックの塔から、裏に入ってサントノレ(rue Saint-Honoré)に入ったところ。お昼とはいえ、まだ人の入りはありませんでした。

ここはレ・アール(Les Halles)ですが、ここから始まる(終わる?)サントノレ、もっと先へ行くと超ハイソな雰囲気はここら辺には全然なくて、でもおしゃれ。大好きな界隈です。

昨日は長いこと散歩をしたので、写真を一杯撮りました。
これからもどんどん(?)更新します。

2013年10月22日火曜日

祝いの花束


日曜のミサの帰りに、秋色の花束を買いました。この花束は、日本人女性がオーナーをしている花屋で、ナシオン広場のすぐ近くにあります。時々寄っては、ひとくさり話をして楽しみます。フランス人を旦那さんにもっている日本女性は、普段フランス語で過ごしているせいか、日本語で話すのを楽しみにしています。私はといえば、パリにいながらにして、ほとんどを日本語で過ごしているので、楽といえば楽をしているのでしょうね。でも逆に、フランス語が使えなくて歯がゆい思いをしてきたのですが、来月から仕事を始めるのでそれも解消されるでしょう。実はこの花束、就職祝いで買いました。夏に個展を終えた、シャガールのポスターが見えます。


先日、友だちからスペインの美味しいアボカドをもらったので、夫が「育ててみない?」と、写真のように種に楊枝を3本さして水栽培を始めました。これはそうした直後の写真です。実際には、もう5日ぐらい経っています。1週間を過ぎると、根が出てくるそうです。名付けて「アボカド成長日記」。これから変化が起こるたびに、写真を載せたいと思います。
とにかく子供がいないので、植物ぐらいは育てたい。
結婚前に実家の父と、長年にわたって園芸を楽しんでいたので、たまには土に触れたいなぁと思うこの頃です。

パリはこのところ、おかしな天気です。
日中、気温が22~25度ぐらいまで上がります。外を歩いていると、若者を中心にして、沢山の人がかなりの薄着をしています。 例年より、8度から10度近く、高い気温だそうです。
確かに、パリに住み始めてから、10月も後半になってこんなに暑いのは初めてです。嬉しいことですが。。やはり異常気象ですね。

因みに、今週の日曜日、つまり10月最後の日曜日の27日には、サマータイムが終わり、時計を1時間戻します。つまり日本との時差は8時間となります。これからどんどん、昼が短く、夜が長くなります。
大好きな編み物や刺繍をしたくなる季節となりました。












2013年10月21日月曜日

秋の味覚 2


秋の味覚第二弾。それは前回も触れたブドウと、そしてクルミです。
まずブドウですが、これは Raisin Chasselas という品種で、日本でお馴染みのマスカットよりは粒が小さく、皮も柔らかくて食べやすい。ただし、味は日本のマスカットよりは甘みが少なめです。キロ当たり3,30ユーロぐらい。写真の分量だと2ユーロちょっとです。
それからクルミは、 Noix Fraîche といって、まだ充分に熟れていない状態で売られているものです。私はしっかり熟しているものが好きなので、これは夫に全部食べてもらおうと思っています。食べてみると、生っぽくて、良くこんなものを売るな、と思います。これはキロ当たり4ユーロ。写真だと2ユーロしませんでした。


これは4日前の朝撮ったものです。
前日もそうでしたが、2日続けて、早朝に霧がかかりました。珍しかったです。
手前の直線は、新しくできた幼稚園の屋根で、その奥の赤い屋根は皆、小学校の屋根です。うちの寝室から、望遠で撮りました。うちは、いわゆる vis-à-vis (すぐ目の前に建物があること)がないので、視界は広いです。空も、パリのアパルトマンからの眺めとしては大きい方だと思います。
最奥の横長のアパルトマンは、最近、屋上でいつもハンマーの音がしています。屋根の工事なのでしょう。トンカチのような音が、日中、響き渡っています。


因みにこちらは夕方6時過ぎの風景です。日中、良く晴れた名残りが見えます。こんな風景を見ると、蔭絵を思い出しますね。

実は、就職が決まりました。およそ3年ぶりの仕事です。パートとはいえ、正規社員なので、保証はしっかりしています。やっと、労働許可証が生きる仕事をすることができます。
パリ生活10年目にして、ようやく、このフランス社会に足を1歩踏み出しました。
まるきし、亀のような歩みですね。。
 
 

2013年10月18日金曜日

秋の味覚 1


ブログ更新、ちょっと間が空きました。実は兄の親しい友人が他界したためと、自分の就職活動のためでした。下記にちょっと追悼の意味をこめて書かせていただいてます。

ところで、もうすっかり秋。ときどき晴天に恵まれたり、午後になって気温が上がったりで、「今年は暖冬になるのかな?」と思うほど、わりと暖かい日が続いています。最高気温が、今週から来週にかけて、20度をちょっと超えるそうです。

そしてこんな季節。今スーパーでは果物コーナーは、ブドウと林檎があふれています。写真の林檎は「Gala Royal」という品種で、キロ3ユーロしません。でも甘酸っぱくてとっても美味しいです。その他に、林檎はさまざまな種類があって、1つのスーパーに、大体、5~6種類は分類されて置いてあります。さすが農業国ですね。
写真の上段、左端にある林檎は実は違う品種です。見た目、やっぱり違いますね。(名前忘れました、すみません。)


お約束の、朝食の風景です。なんか整然としてなくてすみません。朝昼兼用だったので、出来合いのサラダ類(Carottes rapées-ニンジンの酢漬け、胡瓜のマヨネーズ和え)や、田舎風テリーヌがあります。でも普段は、写真中央にある Baguette de Tradition やクロワッサンに、パンにつける類のものだけです。この2つのパンは、もちろんヴァンセンヌ大通りのパン屋のものです。絶品です。
夫の好きなはちみつ、わたしの好きなジャム(桃とアプリコットの混ざった、Bio のものです。)、そして最近買ってみた、アメリカ風のピーナツバターです。ここではしていませんが、「ピーナツバターサンド」、美味しいですよ。単に、パンにピーナツバターをぬって、その上に輪切りのバナナをのせ、さらにはちみつをかけるだけ。簡単で、とっても美味しいので試してみてください。




最初に書かせていただいたように、兄の親友の1人が他界しました。まだ50代。早すぎる死でした。しかし長年勤めた会社を辞めて、自分の夢だったライブハウスを実現させた後だったので、一応は悔いのない人生だったのでしょう。たった1人、残された妹さんのためにも、合わせて祈りたいと思います。(ご両親はすでに他界されています。) この知らせを受けた日の晩は、ずっと、彼の好きだったビートルズを、夫と一緒に聴きました。心からご冥福をお祈りいたします。

2013年10月14日月曜日

秋晴れ


昨日は珍しく晴れました。寒さが本格的になって以来、初めての快晴です。
場所は家の近所のナシオン広場です。2つの銅像を支えている柱は、昔のパリの関所の名残です。この2本の柱の手前はパリではなく、郊外というか、もう田舎でした。現在のパリは20区で、かなり拡張されたとはいえ、わたしの住んでいる所は、やはりパリではなかったのです。
気温はかなり低めでしたが(10度ぐらい)、このように青く晴れて、日本の秋空を思い出していました。

木々もすっかり葉が枯れてきました。 こんな雲を、なんて言うのでしたっけ?

ここは朝市で紹介した、ヴァンセンヌ大通りです。シャンゼリゼほどもあるのですが、ここは先端部分なので分かりづらいですね。並木の左側には、広い散歩道があって、その更に先に、片道3車線の道路が伸びています。想像できますか?


そのヴァンセンヌ大通りに面してあるのが、もう何度か紹介しているこちらのパン屋さん。ここら辺一体で、一番美味しいと太鼓判を押しているパン屋です。秘訣は、何と言っても材料をけちっていないこと。小麦粉から始まって、バター、卵など、使われている材料はすべて、最高級品。その妥協を許さない、自分のつくるものへのこだわりが、最高の美味しさに結びついています。それだけに、つくっている人は頑固おやじ。最初は、「中国人だろ?」と、行くたびに聞かれてうんざりしましたが、何せ美味しいので通い続けています。今はハンサムな息子さんが売り子として店頭にいます。


昨日は晴天の日曜日とあって、店頭には、こんな風に出来たてのパン類(食事パンですね)を置いていました。手前にあるのが野菜たっぷりのピザ、その横がこぶりのキッシュ各種、向こうにはミートパイ、そして写真では見えませんが、再奥には、なんとGrand croissant なるものがあって、普通のクロワッサンの2倍の大きさ。値段も倍しました。今度買ってみようと思います。とにかく、みんな美味しい、外れのないパン屋です。(ここまで宣伝してると、お金をもらいたくなってきますね。笑。)

いつも夕食の風景を写しているので、次回は朝食の風景を載せてみようと思っています。
乞うご期待!
 
 

2013年10月10日木曜日

本格的な寒さ到来


先日、お茶のお稽古で、日本文化会館に行ったので、エッフェル塔を撮ってみました。暗くてすみません。もっと明るく撮る方法があるのでしょうが。。でも、パリは本格的な寒さ到来で、今日あたりは晴れ間も見えますが、今後大体こんな感じが続きます。今朝は7時過ぎに起きたのですが、外の気温は8度。朝も10度を切るようになると、本格的な寒さが来たな、と思います。

 お茶のお稽古は、友人が先生となるので勧められて受けています。表千家。初めての体験です。畳の上ではなく、イスとテーブルでやりました。
因みに、お花は、結婚前に10年近くお稽古をして、師範の看板をいただいていますが、パリでそれを生かそうとは。。今のところ考えていません。
このお稽古のたびに、エッフェル塔を見られるので、「あぁ、やっぱりパリに住んでるんだ」と思ったりします。

しかしここに来ると、あれ、あの人もいる、この人もいる、という感じになって、面白いです。ここはパリとはいえ、日本だなぁと実感しますね。そんな様子も、ここには日本びいきのフランス人ばかりが来るので、良い感じです。


またしても夕食の写真ですが、これは夫の自信作。まず前回載せた朝市で、馴染みの魚やで買った新鮮なサケを、半分の厚さに切って焼きました。朝市で売られているサケは、日本では考えられないほど分厚く切って売っているので、焼く時に半分に切れるほどですし、また切ると中まで焼けます。それと旬とは言えませんが、ホウレンソウ500グラム。こちらは一杯泥がついているので、丁寧に流水で洗い流す必要があります。でも2人で500グラムを一気に食べられるのは嬉しいですね。それほど安いのです。シンプルに熱湯でゆでて、あっさりとしょう油でいただきました。夫は、「鰹節が欲しいね」とつぶやいていましたが。それとみそ汁はわたし。たっぷりの長ネギとワカメに白味噌。ネギもまた、束で1キロで売っています。値段忘れましたが安い。ワカメは日本食品を売る店で簡単に手に入ります。だしもしかり。こんな極シンプルな食事でも、大喜びで食べています。

2013年10月7日月曜日

秋の朝市


前々から、朝市の写真を載せたくて、写真を撮っていたのですが、案外、写真写りとして良いものが撮れなかったのですが、まぁまぁのものが撮れたので載せてみます。
ここは家から近い、ヴァンセンヌ大通りという朝市で、パリで一番規模が大きいと言われています。それもそのはず、道幅は、あのシャンゼリゼ大通りぐらいあります。
手前のイチゴは、どこかの国からの輸入物だと思います。 市場では、世界中からの食べ物が集まるので、あまり季節感はありませんが、それでも、以前ご紹介したクリカボチャとか、ブドウ、それからキノコ類は、今出回っていて美味しいですね。
朝市では、あちこちで景気の良い掛け声が聞こえるので、朝の元気をもらいに行く、という意味でも楽しいものです。


ちょっと恒例になりつつある夕食の写真ですが、朝市で買った魚(イワシとサバ)を、一気に焼きました。みそ汁の具は、向こう側に置いたラディッシュ(赤カブ)の葉です。この葉っぱには、土が一杯ついているので、それを取るのに一苦労しますが、とても滋味のある味わいです。
こういう写真を載せていると、「FB みたい」と言われますが、あしからずです。年を経るごとに、日本食が断然美味しいと思うようになりました。

今まで、日本のちゃぶ台を囲むようにして、向かい合って座っていたのですが、「なんか遠いよね」ということで、並んで座るようにしました。目の前にはテレビがあります。

2013年10月4日金曜日

マリア様  Sainte Marie, Mère de Dieu


10月はマリア様の月です。わたしはキリスト教徒でもカトリックなので、神(キリスト)の母であるマリアを神と同じように大切に考えています。小学校からカトリックのミッションスクールに通っていたので、マリア様をたたえる歌もよく歌いました。

写真のマリア像は、結婚するはるか前、父と海外へ巡礼旅行へ行った際に買い求めたものです。
父はすでにカトリックの洗礼を受けていました。その時はルルドからバルセロナを経由して、ポルトガルのファティマへ行きました。ファティマにも、マリア様は子供たちの前にご出現されたのですが、そこが聖地となっていて、その聖堂の近くのお土産物屋で買ったものです。
翌朝出発という時に、父と早朝にホテルを抜け出して、聖堂の前庭に植わっていたローズマリーを摘んだのが一番の思い出です。ローズマリーも、マリアをたたえる花として有名ですが、その透明な小さい青い花は、まるで海のしずくのように美しく、見ていて飽きません。
摘んだローズマリーは、東京の実家の小さい庭で、元気良く育ち、毎年青々とした花をたくさん付けて咲いてくれます。

このところ忙しくしていたので、面白い写真が撮れていません。
また次回に。



 

2013年10月1日火曜日

突然の雨


先日、在仏日本大使館に行く用事があって、その後、散歩がてら凱旋門を見物しました。前回ご紹介したオペラ街(通称日本人街)といい、日本大使館の場所といい、そして高級住宅地となっている16区といい、日本人が多く集まっている場所が、パリでも最高級地となっているところがすごいな、と思います。昔の日本人はがんばったな、と。今は、そのおこぼれに与っているわけですが、でも、日本が未だに経済大国だという印象は薄れ、今はとにかく中国人が、繁華街を闊歩しています。

以前、わたしが初めてフランスの地を踏んだ、1980年代後半などは、ブランドショップに長蛇の列をしていたのは、まぎれもなく日本人でしたが、今はどこを歩いていても、中国人、そして韓国人が多いですね。わたしなどはブランド物と、全く縁のない生活をパリでしているので、詳しくはわかりませんが、たま~にギャラリー・ラファイエット(高級デパート)の1階などをぶらついたりすると、出くわすのは中国人です。まぁ日本人も健在ではありますが、とにかく日本の人は、「大人しい」ので、派手に大声を出しているのは必ず中国人です。同じアジア人なのに面白いな、と思います。しかも、パリで会う中国人は、特に若者は日本人と区別がつかないぐらい洗練されているので、外見的な違いでは判断しづらくなっていますが、でもしゃべると中国人。韓国の人も含め、パワーが違います。何というか、生きるということに貪欲といいますか、とにかく生き生きとしています。

写真は、大使館から凱旋門に向かう大通りから撮ったものです。途中、にわか雨に降られて、雨宿りをしながらでしたが、ここに着いた時は上がっていました。
オペラ座の時もそうでしたが、やはり各国からの観光バスで占拠されていて、中々思う様な写真が撮りづらい場所でもあります。


日本の秋空のように、スカッと晴れ間は見えませんが、パリも週末までは日中、20度をちょっと超える予想です。例年でいくと信じられない陽気が続いていて、嬉しい限りですね。

昨日は、新しく買ったオレンジ色のワンピースを着ました。去年に引き続き、オレンジ色が流行りの色となっています。でも半そで。まだまだ薄着も楽しめる気温です。