2015年6月12日金曜日

大渋滞!


実はこれ、パレ・ロワイヤル広場にある、アメリカの某アイスクリーム会社の店の2階から撮ったものです。目の前に見えている建物は、コメディ・フランセーズ。ほぼ、全景が見えています。

この風景は、私たち夫婦にとって、とても馴染みのあるものです。
よく、友人たちと連れ立って、オペラ街界隈で食事をした後の締めとして、よくここを利用しました。
アイスクリームだけでなく、café gourmand やワッフルのようなものも注文できます。

でも見てください、この渋滞を。
この席から眺めてると、この風景は信号のたびに見られるような、ごく普通の状態です。

私も随分昔、学生だった頃、ある縁で、パリ郊外からパリ市内を車で運転したことがあります。
パリ在住の人間にとっては、常に話題になる、凱旋門の巨大なロータリー も、実は一度だけですが経験しました。
あのスリル、というんですか、緊張感は、その時は必死でしたが、後から考えたら面白かったですね。運転、好きなんですよ。2人の兄がいたこともあって、大学の入学が決まった途端に、その当時の一般的な風潮もあって、すぐ免許を取りに行きました。数年後には、400までの自動二輪の免許もとったんですよ。
私の年上の友人は、やはり女ライダーを経験していて、
「女も、バイクを乗るようなことを経験しないとダメ!」と言っています。

確かに、バイクはもちろんですが、車の運転というのは、
日常生活において、特に女性の場合、「能動的に行動する」という希少であり、そして最たるものだ、と思います。
中々、女性が企業においても男性の下にあって、頭打ちになっている現代社会にあって、
この車を運転するというのは、男と全く対等にやりあえる場面ではないか、と。

以前、ブログにも書きましたが、
私は20代前半から後半にかけて、フェミニズムに没頭していましたので、
今でもその名残があります^^
まぁ結婚したことによって、かなり、中和というか、バランスが取れてきたとは思いますが。。


それに、フランスでは車を所有していないので、(その必要性も感じないし)
運転から遠ざかっていますが、でも昔取った杵柄、じゃないですけど、運転には自信があります。

以前、「パリでバイク、どうかな?」と夫に聞いてみたら、
「いいんじゃない?!
 さっちゃんがハーレーに乗ってさ、その横にサイドカーつけて、そこに僕が乗るの。どう?」と
にこにこしながら言っていました。
本当に冗談なのか本気なのか分からないことを夫は時々言います。

でも、あのすごく若い頃の、「なんでも来い!」みたいな勢い、すっかりなくなってしまいましたね。
どうしちゃったんでしょう?
あれは、若さゆえの怖いもの知らずの勢いだったのか、
それとも、私本来が持ち合わせているものだったのか。。
その解釈によっては、
本来の自分を解放してあげる必要があるのでは、と思ったりします。。






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