2016年6月30日木曜日

とある日の食事


体調を崩してから、大分回復した今は、
外で過ごすよりも家の中で過ごすことの方が多くなっています。
そのせいかブログの更新速度がアップしています、あしからず。

写真は、夏によく出回っている果物、
アプリコットとキウイです。
アプリコットはキロにして4ユーロ弱、
キウイは1個売りで一つ0,8ユーロぐらいです。
このキウイは中華店で買ったもので、通常の値段より少し高めでした。でも1個がとても大きく、直径にして6センチはあります。

その他夏の果物として、6月初旬ぐらいから出回るさくらんぼう、桃、ネクタリンなどがあり、色鮮やかな賑わいを見せています。

さて、あまり自慢できるような内容ではないのですが、
パリでもこんなものが食べられる、という趣旨で本日の食事内容をお見せ致します。


こちらは昼につくった、油揚げを使った煮物とご飯です。
中華では、日本のような形の油揚げは売っていませんが、様々な形(と言っても四角や長方形ですが)売られており、これは「温州泡豆腐」と書かれていました。150グラムで2ユーロ20。フランス語の表示は、TO-FOU FRITES です。これを、熱湯で3分ほど煮て、油を出し、冷めてからしっかり水気や油気を絞ってから煮含めました。これが最大のコツで、それに余った白菜と小玉ねぎを入れて煮込みました。
ところで白菜ですが、パリでもしかも普通のフランスのスーパー(中華店ではない、という意味で)で売られるようになり、しかもこの初夏なのに売られています。夫が中華料理のマニアでもあるので、これは嬉しい限りですね。それと白いご飯はフランス産。南部のカマルグ地方一帯の湿地で作られたもので、粒が丸いのと細長いのとがあり、丸い方が心持ちねっとり感があるので、そちらを買います。
こんな料理でも、私たちにとっては日本を懐かしむ、立派な一品となっています。
因みに料理に使った器は、日本から少しずつ持ってきた、日本の器です。とても大事にしています。
こちらは今晩の前菜。
プルーンとオクラのベーコン巻きです。
フランスのスライスベーコンは、日本のと違ってなぜか極薄なので、途中でちぎれたりして、こうした巻物には向きませんね。レモンを絞って食べると、ベーコンの油っぽさが消え、サッパリします。いくらでも食べられる感じです。
オクラは、1キロ4ユーロぐらい。オクラで1キロというとかなりの分量ですが、これまた1つ1つが大きいのです。こちらは中国人の経営する食品店で買いましたが、アフリカの食材も数多く売っているため、お客さんはアフリカ人で溢れています。なんとオクラ、アフリカの人が普通に食べる食品なんですね。パリに来て初めて知りました。どうりで大きいこと!(って関係ないですか?)


締めとしてジンジャーパスタをつくってみました。
前菜があったので1人分100グラムとしました。(普段の一品の時は1人150グラムは食べます。)
パスタというと、これまたフランス人があんまり食べない料理ですが、通説ではフランス人がパスタを茹でると茹で過ぎのうどん状態になるとか。アルデンティなんてとんどもない、という感じで、よく言ってやわらか~い食感になるそうです。まぁそれもいいじゃないですか。
こちらは生姜とにんにく、そして赤とうがらしのみじん切りを、オリーブ油で香り付けし、そこに茹で立てのパスタを絡めたもの。仕上げに塩・こしょうをしました。この時の塩があるかないかで味に差が出ますから、やはり塩って料理の要だと実感します。

今日は、冷蔵庫にあるものを中心に料理三昧でしたが、
皆様いかが思われましたか?

そうそう、生姜も、スーパーで当たり前のようにして手に入りますし、赤唐辛子は、酢漬けの瓶詰めで、中華の食材店で手に入ります。
1960年代や、70年代に来た日本の年配の人たちからは、「隔世の感がある」と言われるのも、こんな料理を、パリにいる日本人がつくれるようになったことからも分かる気がします。
13年前から住み始めている私ですら、日本人にとっても住みやすくなったパリ、と思います。



今回は、料理のことでかなり趣味的な内容となってしまいました。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございます。






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