2016年6月15日水曜日

薔薇の季節に  La saison de la rose


なんやかんやと忙しくしているうちに、薔薇がすでに満開の季節になっていました。
広場の薔薇が満開となり、アパルトマンの中庭の薔薇も咲き乱れる中で、「薔薇を見に行かなくちゃ!」という思いだけで、なかなか実行に移せないでいました。


ここは Le Viaduc des Arts といって、わりと近所にある散歩道です。

このブログにもちょくちょくご紹介しているので、お馴染みの方もあるかと思いますが、こうして薔薇が満開の時期にタイミング良く来れるというのは、過去、あまりないことです。

写真にある、アーチに絡まっているつる薔薇は、おそらく、Pierre de Ronsard という名で、実は以前実家のトレリスに誘引していた薔薇と同じです。見た目の華やかさとは違い、香りが弱いのが残念な点ですが、丈夫で育てやすいのが特徴です。


この薔薇を見るたびに、父と一緒に育てたことを思い出す、いわば思い出の薔薇ですね。。

  さてこの Viaduc des Arts ですが、
 ご覧のように、高い位置にあります。
 以前はここに電車が通っていたそうです。

 今は、この高架下に、高さを利用した店舗、特にアーティスト
 たちの作品を展示したり販売したりしています。
 とても興味深い、個性的な芸術作品が見られる所でもあります。

 この道をまっすぐ東へ行くと、バスティーユ広場に行き着きます。




  ここを訪れたのは昨日の午後でしたが、
  午前中に一時的にどしゃ降りになったものの、
  この時は雨は上がり、時折晴れ間がのぞいていました。

  この所、晴れ間が見えるようになったとはいえ、
  鬱陶しい気候がもうひと月は続いています。
  セーヌの増水も、ひところに比べれば減りましたが、
  なんとも湿気の多い、じめじめした気候に変わりはありません。

テロが、世界のあちらこちらで起こっていますね。
本当に予想のつかない、
恐ろしい世界になってしまいました。
犠牲者の方々へのご冥福を心よりお祈ります。



ご参考までに、セーヌの様子も載せます。
これも昨日ですが、朝7時ごろの早朝の様子です。

大分、水位が下がったとはいえ、
両岸の遊歩道は水面下の状態です。

パリに住んで13年目になりますが、
これほどまでに湿気の多いパリは経験したことがありません。
家の中にいても、タイルの床はなんとなくベタベタするし、
じゅうたんの上も、なんとなく湿気がある感じがするのです。

「まるで日本の梅雨だね」
とは、パリに住む日本人の間で交わされる挨拶となっています。

日本の皆様は、まさに梅雨真っ只中、
日本は季節の中に組み込まれていて年中行事でもありますが、
パリは未曾有の湿気で、面食らっている状態です。


早く雨が上がって欲しい、切なる願いです。



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