2016年6月28日火曜日

モンスーリ公園  Parc de Montsouris


パリの14区の東南に位置する、モンスーリ公園です。
パリには、あちらこちらに公園があり、都会とはいえ、自然を満喫できる憩いの場所となっています。このモンスーリは、20区にあるビュット・ショーモンに似て、高低の差を利用した、起伏のある公園です。ジョガーに限らず、歩いているだけで、自然と運動効果が感じられます。


この池は、公園内の唯一、といっても割りと大きい池ですが、そこに珍しい黒鳥を見つけました。
この黒鳥は、オーストラリア原産だそうで、ヨーロッパで黒鳥というと、あり得ないものの代名詞だったそうです。確かに黒い白鳥(?)って、あまり見かけませんよね?
黒鳥というと、バレエの「白鳥の湖」をつい思い出しますが、黒いとどうしても邪悪なもの、となってしまうのですね。でも実際の黒鳥は、とても優美で大人しく、赤い口ばしが見事なコントラストとなって、見る人の目を楽しませてくれます。



こちらは、Cité Universitaire の入り口から入ってすぐの所です。
区の職員か、園芸学校の若者か分かりませんが、終わりかけているバラの株を手入れしているところでした。私も以前、結婚前は園芸に凝っていたので、こうした作業をしている人がいると、つい見入ってしまいます。花が好きなので、活けるのも好きですが、やはり土から育てる醍醐味には適いませんね。

このモンスーリ公園に家から行く方法は、Porte de Vincennes という駅からトラムウェイに乗って行くのが一番の近道です。トラムウェイとは、パリの周囲を巡る路面電車で、外の景色を楽しみながら、パリを一周することが出来ます。もちろん、一周するにはかなりの時間がかかりますが。
Porte de Vincennes という、パリの東南から出発すると、パリの南部にある通称チャイナタウンのそばを通りますので、アジア人を多く見かけるようになりますが、そこを通り過ぎて14区に入ると途端に、雰囲気が変わります。Cité Universitaire (大学都市)に代表されるように、アカデミックな雰囲気になって行きます。
パリは、地区によって、様々な顔が共存しているのが、最大の特徴かもしれません。


なんやかんやとしている内に、パリは気候も良くなり、セーヌの水位も、正常に近くなりました。
朝晩は14度前後、昼間は20~22度ぐらいで、一日を通してかなり過ごしやすくなりました。

先週明けから、急に気温が上がるのと時を同じくして少し体調を崩していましたので、なるべく夫と、外を散歩して気晴らしをするよう心がけていました。

パリに住んで長くなってきたとはいえ、
自分の家、アパルトマンにいても、心から寛げない自分がいます。
今までそれは、夫といつも日本語で会話しているせいで、それで疎外感があるんだと思い込んでいましたが、そういう簡単なことでもないことが分かって来ました。


とにかくキリスト教の信仰を得たのですから、信じ、人を愛し、希望をもって楽しく生きようと思っています。それには、様々な人との関わり合いを通らなければなりませんし、多くの人との連帯こそが、生きる力になる、と信じています。


さて、フランスは夏の大型休暇、バカンス直前ということでどこもかしこもお祭り気分ですが、
うちの周囲は、今、不思議なほど静まり返っています。そうそう、お昼の後の昼寝の時間なのでしょう。夕方には、目の前の公園に、子供たちが大騒ぎで遊ぶことでしょう。その頃には、私も夫と連れ立って、散歩に行くとしましょうか。

良い一日をお過ごしください。







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