2014年5月13日火曜日

モンパルナス  Montparnasse


このところずっと、パリは変な天気が続いています。
朝、暗く曇っていて、日中になって明るくなっても、急に土砂降りの雨が降ってきたりと、1日の内でもめまぐるしく天気が変わります。特に、急に雨が降る、ということが多いので、傘をささないパリジャン・パリジェンヌも、折り畳み傘を携帯しています。ただ、この急な雨、土砂降りにしても、長くは降り続かないので、何とか雨宿りしているうちに、止んでしまいます。そんな、面白い天気が続いています。ただ、晴れ間がのぞいても、気温が低かったり、風が冷たかったりするので、薄着はできません。外を歩いている人は皆、わりと厚手のコートを着ています。

写真は、手前がモンパルナスタワーのある駅で、駅を背にして続いている並木道です。右手にモンパルナスの墓地があります。ここには、かの有名なサルトルやボーボワールの墓もあります。
左手の奥に、我が共同体、教会の建物があるのですが、ここからは見えません。

このところの多い雨で、地面が潤っているせいか、緑が青々としていますね。この並木は、ニセアカシアだそうです。左の写真は、ちょっとしょぼい感じですが、下の写真のように、大体は大きく茂っています。左は通りの家並みの様子、下は墓地の側面です。                                            この間、メトロの6番線に乗っていて、車内アナウンスが、こんな風に聞こえてきました。「ラスパイユ(駅)からモトピケ(駅)まで、工事のため運休します。ラスパイユ(駅)から先に行くことはできません。」その途端、私は思わず目の前に座っていたおじさんの顔を見たのですが、おじさんは、思わず「こりゃ大変だ!」という表情、眉をあげて目を見開いたのです。それを見て、思わず笑ってしまいました。本当にこっちの人の表情や身振りって豊かで楽しいな、と。私としてはラスパイユで降りるので、支障はなかったので、猶更おかしかった。こういうちょっとしたことで面白く感じられるようになった自分にも驚いていますが。                           
                            思い出したついでに書くと、こんなこともありました。                           郵便局でのこと。                  パリに住み始めて間もないころなので、色々と戸惑うことがあった中で、郵便ポストの、どの穴に入れれば良いのか、ちょっと迷っていました。そうしたらお兄さんがやってきて、封筒を見て日本へ送りたいことが分かったらしく、「日本だろ?航空便扱いだよ。だって日本まで自転車で行くわけにいかないからね。」とウィンクされました。しばしあっけにとられた私でしたが、その冗談の意味を理解して、思わす笑ってしまいました。周囲も、わたしが理解したことで和やかな雰囲気に。
どんな場面でもユーモアを忘れずにいたい、と思ったエピソードです。


 最後に、面白い車を載せます。
 パリにあっても、中々見かけなくなったクラシックカーですが、そういえば以前、このナシオン広場の周りを、クラシックカーが占拠したデモンストレーションがありました。

車、好きか嫌いか、この結婚10年の間、車を持たないでパリで暮らしてきましたが、全くと言っていいほど不便を感じていません。ですが、東京では、19才で免許を取ってからというもの、ずっと乗り回していた(?)ので、運転は好きですね。実は400までのバイクの免許も持っています。(兄たちの影響です。) そうですね、パリで黒い革ジャンなんかを着てバイクを乗り回してみても良いですね(笑)。
運転の何が良いか、と言われれば、即座に答えるのが、「能動的になれること」。男性諸君にはなかなかその新鮮さというのは分かりづらいかもしれませんが、女性が能動的に、しかも誰にも邪魔されずになれる場が、運転席です。ですから、女性も、なるべく運転というのものをした方が良い、と私は考えます。世界観が変わりますからね。ただし、くれぐれもマナー違反をしないように。
まぁ、パリでの運転作法を考えれば、日本人は礼儀正しい範疇に入りますが。

ではこの辺で。



                                                                 

 

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