2018年4月7日土曜日

春たけなわ  C'est le printemps !

Jardin des plantes (パリ5区にある植物園)
昨日、買い物がてら、夫と植物園の花見に行ってきました。その前日にここを訪れた友人が、「もう半分以上咲いてるわよ」と言われたためです。しかもこの日は更に気温が上がって20度近くになっていたため、満開になっている可能性もあると見込んだのです。
その思わくが的中し、園内に植えられている桜はほとんどが満開状態でした。

上の写真はご覧の通りの桃色ですが、これはほぼ満開。


この白い枝垂れ桜は日本から持ってきたもので、この植物園でも春の花木としてとても人気があります。

遠目の写真でもわかるように、かなりの横幅があり、下の枝は、地面につくほど枝垂れています。一部トンネルのようになっていて、内部に入れるのですが、白い花のトンネルの中にいるようで、上品な香り満喫できます。
日本にこんな白い桜の品種があるのかしらと思いつつも、その壮大な美しさは、人種を超えて一見の価値があると思われます。


さて、復活祭も終わり、カトリックの暦の上では復活節となりました。「さぁ〜肉を食べるぞ〜」と意気込むのはカトリック教徒だけではありません。キリストの受難を終えて、大斎・小斎も終えて主がご復活された今、禁じられた肉食の解禁となった訳ですが、ユダヤ教徒たちも過越の祭りを終えて、普通の食事が楽しめる時期となりました。

下の写真は、家の近所のトルコ料理店で、ご復活直後にとったランチです。肉の骨付きの塊は羊の足、じゃがいもとの煮込みで、付け合わせはお米ではなく小麦粉の穀物。パンはピタパンです。
羊肉は癖があるから、と敬遠する人もいますが私は大丈夫、と、ナイフとフォークで格闘して食べましたが、後で顔に赤い吹き出物ができました。やはり羊肉の脂って、刺激が強いようです。
調味料の赤唐辛子でできたアリサも、吹き出物にひと役買ったかもしれません。


昨日から一気に気温が上がったパリですが、朝晩はまだ10度を下回っているので、早朝に外出する学生や、夜遅くに帰宅するサラリーマンは、まだしっかりとした厚手のコートやジャケット、襟元にはウールのマフラーを巻いています。

明日は、今年受洗した人たちを祝う、白衣の式がサン・ルイ島を拠点として、ノートルダム大聖堂で行われます。新しく洗礼を受けた人は、今後一年間をネオフィタ Néophyte と呼ばれ、勉強を続けます。明日は、洗礼を受けた時に着た、真っ白い衣をまとって、ノートルダムへの道を歩きます。
毎年私はその白い衣を見るたびに、キリストが、復活の前表として3人の弟子の前に現れた時(主の変容)の白く輝く衣を思います。白い衣は、復活の喜びを表現しているのですね。洗礼を受けた後も、キリスト者としての自覚を忘れず、日々歩んで行きたいと思います。私の代母は、「しっかりとぶどうの木であるキリストに掴まっていましょうね」と言ってくれました。この世の荒れ狂う風雪に、吹き飛ばされないように‥

Mimoza dans le jardin des plantes 園内のミモザ、盛りを過ぎる













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