2016年11月16日水曜日

晩秋-ミニマリストへの考察  Fin de l'automne - réflexion sur le minimaliste


11月も半ばを過ぎ、秋も終わりに近づいてきました。
気温はさほど変わりがありませんが、このところの雨で気温が緩んでいます。
今朝も10度を越す気温、空を覆いつくしている雲でうす暗く、部屋の中では明かりが必要です。

街はクリスマスの飾りつけが始まりました。
日本ほど派手でも豪華でもありませんが(今のところ)、物を売るお店ではちらほら見られます。
まだシャンゼリゼのイリュミネーションは始まっていないようです。

早くも年末年始に向けて気持ちがはやりますが、それもそのはず、年末に行う大掃除を今、やっているからなのです。もちろん、フランスには大掃除なる概念は存在しませんが、日本人としてはしっかりやりたいところです。
東京の実家が片付いたせいでしょうか、パリでも身軽になりたいと思っています。


つい先日、翻訳のわりと大きな仕事が終わったので、開放感があります。
カトリックセンターに行く以外、仕事としてはこの翻訳のみなので、家での仕事、家にいる時間が長いこともあって、片付けに気が向くのだと思います。

決してミニマリストになりたい訳ではありませんが(夫がいるので無理です)、
家具はあっても、すっきりとした空間はなるべく確保したいところです。

親日派のドミニク・ローホーさんの本と出合い、刺激を受けていますが、本場フランスでどれだけ受けているのか、今度書店をのぞいた時に確かめてみようと思います。
私の感じからすると、もともとフランス人はミニマリスト的な生活を送っているので(どんなに大きな家に住んでいようと)、彼女の超ミニマルな態度は、一部の人にはすんなり行くかもしれません。ただし、パリに住む人々は、自分の生活形態によって、わりと自由に住居を変えるので、家族が増えればそれなりに大きな所に住みます。ドミニクさんは、独身だからできる、そして同居を拒否している、という要素が大きいので、そこらへんがフランス人にどう受け止められているのか。。。


先ほどフランス人は、もともとミニマリスト的に暮らしていると書きましたが、
それは決して物を最小限にしか持たない、という意味ではありません。
どういうことかというと、一つの部屋、例えばリビングとして、様々な家具やソファーなどがあるものの、表面にはほとんど物を置かない、つまり物を出しっぱなしにしていないのです。

つい日本の家だと、テーブルの上や引き出しの上、箪笥の上などに物を置いてしまいますが、
私の見たところ、装飾品として飾るもの以外、物は出ていません。その点で、ミニマリスト的、と書きました。家具は色々あっても、物が出ていないと見た目すっきり、なのです。


私たちは、子供のいない気楽さで、かなり自由な二人暮らしをしています。感謝です。

でもここに二人で住み始めて丸12年、少々気分を変えたいと思っています。
持ち家なため、気軽に引越しができない以上、内装を変えるしかありませんね。

生まれてから結婚するまでと、した後でのその2回しか住む場所を変えていないので
(福島にいる兄のところを含めないで)
気軽に引越しをしている人を見ると、うらやましいと思ってしまいます。
あぁ、身軽になりたい。。。

ところで秋の夜長、皆さんは何をして過ごしていますか?

俳句を一句 : コトコトと煮込む小豆の夜長かな













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