2014年9月4日木曜日

晩夏  Fin d'été


このところすっかり秋めいて、とくに朝晩は涼しくなりましたね。
夏の間は、階下の居間で寝ていたのですが、今は自分の部屋の布団の上で寝ています。
掛け布団も、タオルケットに加えて、軽いのを足して寝ています。でも長年のパリ生活で、どちらかというと寒さに強くなっている身にとっては、この思いがけない涼しさに、体が喜んでいるのを感じます。まぁ日本にいる方にとっても、それは同じだと思いますが。

写真は、ご近所の玄関先です。このお宅は、近所でも有名なお花好きのお家として通っています。
この家の周囲はいつもお花で一杯。どんなに暑くても、どんなに寒くても、何かしらの花が咲いているように育てています。通りがかるたびに、ため息が出ます。

今年は、夏の花として、このダリアをあちこちで見かけました。育てる花にも流行があるのでしょうか。わたしがガーデニングに凝っていた頃は、自分がバラを中心としたイングリッシュガーデンをつくることに夢中になっていたので、花の流行などには興味がありませんでした。
でもその季節々に、定番というのはありますね。
夏ならひまわり、朝顔、とか。ペチュニアやサフィニアといった、育種会社の改良、開発によって、こぼれるように大量に咲く花も大人気ですね。
とにかく花好きにとっては、季節ごとに違った花を育てる醍醐味を味わいたいものです。


こちらは別のお宅のダリア。もう花も終わりを告げています。
久しぶりに朝日が輝いた早朝、散歩した時に撮りました。
大量の日の光に照らされた花を撮る難しさを改めて感じました。
でも、何となく、トップの写真と違うのがお分かりになるでしょうか。

日本は、朝が早くていいですよね!
どの季節も、晴れていれば、早い時間から朝日が輝くのですから。。
「日出る国」とは、本当に良く言ったものです。

よく日本で売られている本には、「朝日と共に目覚めると体に良い」という類のことが書かれていますが、これはもう、日本だからこその表現だな~、と思います。パリに住んでいると、そんな贅沢なことは、少なくとも1年を通してかなり限定されるからです。
特に真冬のパリで、いつ明けるとも知れない朝を待つのは、慣れたとはいえ、結構辛いものです。ひどい時は、朝の9時でも真っ暗、という事態ですから。。
これをもってしても、日本で暮らすことの豊かさ、幸せを思います。
そんなことに思いを巡らしながらの、朝の気持ちの良い散歩でした。

このまま、秋に突入して欲しいなぁ、と思いますが、甘い考えでしょうか?







 

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