2013年11月2日土曜日

死者の日  Fête des défunts


このところ、ブログの更新頻度が高くてすみません。実は、、、暇してます。。というのは冗談ですが、最近は夜は9時には寝てしまうので、早朝、というか、3時とか4時とかに起きてしまうのです。当然外は真っ暗。どうせ、朝の9時近くにならないと明るくならないので、エイやっと起きてしまいます。でもこの時間が至福の時なのです。し~んと静まり返った中で、1人ハーブティーを飲みながらパソコンで遊ぶ。時々本や雑誌も読みます。

写真は、晴れた日の午後3時ぐらいです。場所は家の近所のナシオン広場。写真右手が広場の中央で、円形の緑地帯、真ん中に大きな女神像が立っています。その周辺を車がぐるぐる走っているわけです。十字路を、このように円形にしてその周囲を巡ってから放射線状に伸びている道のどれかを選んで右折していくわけですが、このシステム、日本にはないので、最初見たときはびっくりしましたね~。どこに入るか前もって知っていないと、ぐるぐる々、何周もしてしまいます。そして入る道を間違えたらもっと大変。後戻りするのに、ものすごい距離を迂回しなくてはなりません。このRond Point (ロータリー)でパリで一番大きいのが凱旋門。これは昔、車で流したことがあるのですが、「ここはサーキットレース場か?!」と思うぐらい、車の数もすごいし、運転マナーもなっていないしで、叫び声を上げながらの運転でした。運転していてあんな怖い思いをしたのは 初めてだったので、それ以来、パリでは運転しないことにしています。(もっとも、自家用車持ってませんが。)


昨日は Toussaints と言って、日本語訳では「諸聖人の祝い」。カトリックの暦では祝日にあたります。今日2日は「死者の日」。菊の鉢植えを買って、墓地にお参りに行きます。日本のお盆に良く似ていますね。菊という花はあまり好きではないですが、この時期、花屋の店頭に並んでいる色とりどりで満開の菊の鉢植えを見ると、やはり美しいなぁと感じます。こちらでも、菊は死者を弔う花なのですね。

ところで写真は、昨日、友人宅に昼食に招かれていただいた1品です。これはメインのビーフカレー。友人曰く、「カレーは慎太郎さんの十八番なの知ってるんだけど、これしかなくて」と出してくれました。日本のルーを使っていても、味はどことなくフランス風。というのも、肉にステーキに使う肉(Entrecôte) を使っているからでしょうか。牛の脂がしみ込んだ、とても味わい深いものでした。上に乗っているのがイタリアンパセリ。ニンジンとの色合いがきれいですね。福神漬けは日本製。「京子」で買ったそうです。はぁ~、今はお金を出せば、何でも手に入る時代ですね~。
この友人は、前回ブログで扱った、ユダヤ人街、つまりマレ地区に住んでいます。「また来たね」と夫と話しながらお邪魔したのですが、とても素敵なお住まい。特に、天井が高くて梁があるところがロマンチックです。でも友人曰く、「見た目は素敵でも、いつもどこかしら故障してるから、お金かかるし住みづらいのよ~。」でした。それを聞いた私。うちは近代建築だから、滅多に故障しないし、かえって快適かも。と思った次第でした。


閑話休題:
 パリでは、東京にいるよりも家に人を呼んだり招かれたりする機会が断然多いので、人をもてなすマナーや料理、食器などを、いかに美味しく、美しくするかが手本となります。
この友人宅でも、家自体のインテリアは元より、テーブルのしつらえが楽しいものでした。水を入れるピッチャーも、写真でちょっと写っていますが籐のカバーがしてあって、水滴が気になりません。他の食器類も美しく、このコーヒーカップなども青がテーブルクロスの赤に映えて美しかったです。近いうちに、また人を招きたくなりました。



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