2014年11月15日土曜日

おもてなしの心


昨日は、とても親しくしているちょっと年上の方のご自宅へ招待されました。
出会ったきっかけは、彼女がパリに来たため。
それ以来意気投合して、お付き合いさせていただいています。

ご自宅に招かれてのお食事は、もうこれまでに数えきれないぐらいですが、
今回、じっくりとご紹介するのは初めてとなります。
(以前にも数回ブログで紹介していますが、今回はフルコースのご紹介です。)

上は、突出しのお料理。
手前はマグロ、ホタテ、そして山芋の和え物。
上は大根としらすの和え物。
もう1品あって、それは野菜の白和えでした。(下の方の写真にあります。)


こちらも大皿の突出し、お惣菜です。
以前もごしょうかいしましたが、今回と中身は違うはずです。

右向こうから、ゴボウの煮物、大根と油揚げといんげん炊き合わせ、豚肉の柔らか煮(トウポンロウですね)、そしてブロッコリーの煮物。
どれも味がしみ込んでいて、滋養たっぷり、体にしみこむ美味しさでした。



真ん中にあるのが、メインの牛肉コロッケ。
友人曰く、「佐智子さんが来ると思って、脂身を全部取ったのよ。でもそうしたら美味しくなくなっちゃった!」
いえいえ、しっかり美味しかったです。でも料理には油とか脂身って、必要なんですよね。
気を使っていただいて申し訳なかったですが、私、脂身とか、あんまり気にしないで食べてしまうたちです。むしろ、良質の肉の脂身って、必要だと考えています。

手前に、先ほど紹介した3品目の突出しが写っていますね。
ニンジンやいんげん、ひじき等をお豆腐で和えたものです。こちらもほんのり甘くて美味でした。
器も素敵でしょう?



こちらはデザートの1品目。洋風デザートです。
生のりんごと柿も美味でしたが、友人が手作りの、赤ワイン煮のリンゴにプレーンヨーグルトをかけたものも絶品でした。上に乗っている巨峰は、少し冷凍してあって、そのアイデアに脱帽でした。
上に飾った一枝はオリーブ。この1皿の演出の美しさにため息と感謝でした。



こちらは、それまでのフルコースをいただいた後で、少し腹ごなしのおしゃべりを楽しんだ後の、2品目のデザート、和風版です。

今まで出されたもの全て手作りな上に、最後の最後まで手作り。
この徹底した心遣い、おもてなしの心に胸打たれる思いでした。
いつも、彼女の家ではこれが普通のもてなしとされているようです。。

とても柔らかく、上品な甘さに煮込んだ小豆に、お餅を入れて。
添えてあるのは塩昆布。本当に至れり、尽くせり、でした。

食の大切さ。
手作りの料理で人を癒す。

森のイスキアの佐藤初女さんの継承者である彼女から、たくさんの愛情を受けた一日でした。







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