2014年10月26日日曜日

弘前にて 3


第三弾も、岩木山から始めたいと思います。
この山、どの山もそうだと言われればそうなのですが、見る角度によって違う風景になるとか。
自分たちの土地から見る山が一番、というのは、どこもそうなのでしょうね。
この岩木山は、場所によっては、鳥海山という名前になるそうです。
とにかく、朝焼けに映える白樺の後ろにそびえる山の美しさは格別でした。


こちらは、今回の旅の目的だった、森のイスキアです。
初女さんらご一行が、パリに来た時に知り合ったのが最初で、それがおよそ3年前です。
それ以来、「小さな森 東京」を主催されている吉田さんご夫妻とも交流があります。
その縁での、今回、初めてのイスキアの訪問でした。

この日は、イスキアの22周年記念日ということで、餅つき大会が行われました。
地元の方をはじめ、大勢の方の参加でした。

 餅つき大会を始めるにあたっての、
 佐藤初女さんのご挨拶です。                                            
 初女さん、久しぶりにお会いして、とても小さくなられたように感じ、
 少し心配しましたが、気丈夫に務められていました。

 横にいるのが、長年、初女さんをご夫婦で支えておられる、
 吉田さんのご主人です。                                                                         


 餅つきは盛大に行われました。

 さまざまな方々の協力のもと、
滞りなく、3回、新しいもち米がお餅となりました。きな粉や小豆、しょう油などが味付けとして並びましたが、わたしは大根おろしが一番気に入りました。もち米も、最高級のものが使われたらしく、粘りがあって、つくのに力が要ったとのことでした。
もちろん、お味も最高!でした。




餅つきをしている楽屋裏では、昨晩からの仕込んでいた豚汁の仕上げをしていました。写真は、イスキアの台所の風景です。
この地方では、豚汁(とんじる)を、「ぶたじる」と呼んでいるのに驚きました。呼び方にも地方色が出ますね。
 下がご覧のとおりの力作、豚汁です。鍋はもう2つありました。

         


 もちろん、豚汁には初女さん特製のおむすびです。

 イスキアのスタッフの方の握ったおむすびもまた、格別でした。
 このおむすびは、本当に懐かしく、心温まるものです。
 パリでも、このおむすびの講習会をしたことを思い出します。
 付け合せのお漬物も、しょっぱめでしたが美味でした。



こちらは郷土料理とでも言うのでしょうか、
典型的な和食のお食事でした。
餅つき大会の前夜、スタッフの方々と共にした夕食です。
1つ1つの説明はしませんが、とにかく、こうした伝統的な日本料理は、本当に滋味豊かで、日本人の体に一番合っていると思いました。夜遅くでしたが、熱々の夕餉、しかも志を等しくする方々との食事は何にも代えがたいものでした。


最後に、車中からの土地の様子を載せます。


2泊3日という、週末を利用しての短い旅でしたが、とても楽しいひと時でした。
今度は夫と来たい、と思っています。

この後、皆さんと別れて、福島にいる兄のもとへと向かいました。

皆さんはどんな旅を楽しんでいますか?
もっとも、パリと東京を行き来しているわたしとしては、
人生は旅そのもの、という感をもっていますが。


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