2017年9月21日木曜日

めっきり涼しくなりました   Il fait frais et agréable !


朝は10度を切るようになり、日中でも20度前後となってくると、すでに秋の深まりを感じます。
パリは四季があるとはいえ、春があっという間のように、秋も日本に比べると短い気がします。
この分でいくと、冬の寒さはすぐそこまで、という感じですが、ともあれ、日本人としてはちょっと寒いという気候も、こちらの人にとっては「爽やかで気持ちがいい」ということらしいです。確かに日中は、晴れると気持ちがいいですね。薄着はもう出来ませんが。

明後日ははや秋分。
この日を過ぎるとつるべ落としのようにどんどん日が短くなっていきます。秋の夜長を楽しむのもすぐそこですね。


とはいえ、日中の太陽の暖かさを求めてカフェのテラスに陣取る人は多く、日向ぼっこには打ってつけの陽気となっています。

今更ですが、カフェというものが、(特に近所や行きつけのカフェは)こちらの人たちにとって、日常生活に欠かせないものだというのがよく分かります。一杯のエスプレッソで何時間も過ごすことは、まさに日常茶飯事。一人でも長く居られる雰囲気は、どこのカフェでも一緒です。

この時は、夫と二人で屋根のついた半テラス席に座ったのですが(テラスにひさしを被せた席)、天井にはすでに赤々と暖房がついていました。半分は外にいるようなものなので、さすがに日の当たらないテラス席には暖房が必要なのですね。この時はお昼ちょっと前の時間帯でした。




今朝、スーパーで買ったプラムを写してみました。フランス語では、prune rouge (レッドプラム)といって、キロ1,5ユーロしませんでした。写真は大体800グラムぐらいで値段は1ユーロちょっと。やはり安いですね。
ところが手にした時に感じた、「熟しすぎている」、つまり柔らかかったので、ちょっと味は落ちる感じでした。不味くはないですが。

ところで皆さん、プラムとひと口にいっても、「日本語でなんというか」、ご存知でしょうか?
プラムはプラムでしょ?と言われるかもしれませんが、いえいえ、きちんとした日本語があるのです。
そう、「スモモ」なのですよ。「西洋すもも」。でも今度は「すもも」って何?と調べてみると、桃にくらべて酸味が強いことから、「スモモ」となったそうです。なるほど~~、と納得しました。確かに普通の桃と違って酸味というか、甘酸っぱいですものね。皮も固いですが、こちらでは皮ごと食べます。
更に、漢字では「李」と書くとか。中国や韓国の人に、この漢字を使った名前の人、多いですよね。素敵な名前です。

またこのプラム、ウメのことも指す場合があります。
こちらに滞在何十年という日本人のベテラン主婦が、梅干や梅酒 をつくるのに、この果物で代用しているのを思い出しました。ここまで来ると、なんともすごいこだわり、日本人としての意気込みを感じます。私の亡父も、生前、毎年のように梅干をつくっていましたっけ。(東京の家でですが。)




最後に、「食の秋」として、この大好きなショートケーキを載せます。
実は夏の終わりに、パリの友人宅でご馳走になったものなのですが、その時期でもしっかりと甘かった苺を思い出します。
このショートケーキ、以前はパリではここでしか手に入らなかったのですが(そう、ご存知16区にあるYamazaki です。)、今ではオペラ街でも別の日本食品店で売られるようになっています。

私は個人的にはこのケーキが、「ケーキ」と名のつくもの全般の中で一番好きなもので、なんと古いアルバムには、3才の時の写真の横に、「私はショートケーキが大好きなの」という母の文字で書かれたキャプションがあるぐらいです。
でもパリでは贅沢ですね。このケーキはイギリス由来ということもあって、フランスのお菓子の中では一般的ではありません。「Fraisier」という苺をつかったケーキはあるにはありますけど、全くの別物という感じがします。とっておきの時に買う、というケーキです。

「食の秋」ですが、
あと1キロ落としたい、と願っているこの頃です。。




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