2018年5月18日金曜日

バガテル庭園  Parc de Bagatelle

Jardin de Reuilly 12区にある公園
一時期暑い日が続いたパリですが、しばらくは晴天でも涼しい日々となっています。今は午後の4時過ぎですが、外は最高で19度、これから夜にかけてはぐっと下がる予報です。ですが今はどんどん日が伸びてきているので、日の入りは夜の9時半、10時近くなっても明るい天候です。明日からまた徐々に気温が上がって、週明けは25度ぐらいまで上がるそうです。

さて先週の日曜に、夫とブーローニュの森の中にあるバガテル庭園に行って来ました。
バラにはちょっと早いかな、と思っていたら案の定、早咲きのつるバラと原種が主に咲いているだけで、あとはアイリスが咲き始め、一方で藤が盛りでした。

Colette 「コレット」フランスMeilland社製

Old Blush 「オールドブラッシュ」中国原産
Rosa rugosa アジア産
結婚してからというもの、特に実家がなくなってからは園芸というものから遠ざかっている私ですが、相変わらず花木は好きですし、以前ほどではないにしろ、バラも好きなままです。
写真にあるような原種と早咲きのものは、その歴史も興味深いですが、特に香りが濃厚であることで知られています。実際に嗅いでみると、盛りを過ぎたものでもかすかに芳しい香りがしました。


 バラのコンパニオンプランツとしての花や葉ものも元気でした。写真のクレマチスはまだこれから、というところでしたが、葱坊主や露草は今を盛りと生え揃っていました。ギボウシのような葉ものも大好きです。

白い藤が見事でした。
アーチに絡めてあるので藤のアーチとなっていましたが、ふと、何年か前に、ここでウエディングドレスを着た女性が写真撮影をしていたのを思い出しました。
季節としてバラには早かったのですね。
この小道には、幾重にもアーチがあって、つる性の花木が楽しめるようになっています。


 バガテルといえば、雉、鴨、猫などの小動物がいることでも知られています。猫の写真を載せられないのが残念ですが、この時は一匹の足をビッコを引いた子猫とのアイコンタクトに夢中で写真どころではなかったのです。

雉も鴨も、人を全く恐れず、悠々自適の暮らし。私も早くそうなりたいものです。


たまには二人の写真を載せてみます。表紙に使った写真の近所の散歩道です。
写真を撮ってくれ、と頼まれて撮ったら、「あなた達のも撮ってあげるわ」と言われ、撮ってもらったものです。「どこから来たの?」と聞かれ、(このよく聞かれる質問の意味は、何年パリで暮らしていようと、パリに住んでる、と答えるのはダメで、出身国を言うまでは聞かれ続けるのを知っているので)「日本」と答えると、「わお ! 日本大好き !」とニコニコされました。大抵、私たちに話しかける人は、日本びいきが多いですね。単純に嬉しい。

日本の南では梅雨に入ったそうですが、梅雨もまた楽しめるといいですね !  遠く離れていると、梅雨のザーザー降りの雨や、何となく湿気ている空気とかも懐かしいものです。
今年の夏は、日本に帰らないことになりました。
あぁ、日本恋しや....







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