2017年7月7日金曜日

暑中お見舞い申し上げます   Grande chaleur reprise !


日本はまだ、梅雨が明けてない地域が多いと思いますが、
パリはまた、猛暑が戻ってきました。朝の9時にして24度、気温の上がる夕暮れには30度を越す予報です。「日本の夏は暑いから」と、パリで過ごすことにしている日本人にとって(私も含めて)、一体なんのためにパリにいるのか、といった面持ちになります。これから避暑と称して日本からパリに来る人たちも、この暑さには驚くことでしょう。

先日、久しぶりにポンピドゥーセンターを訪れ、「デヴィッド・ホックニー展」を見て来ました。
デヴィッド・ホックニーといえば、まだ存命ですが、前世紀、ポップアートにも大きな影響を与えたイギリスのアーティストですね。あの明るい色彩と、プールを眺めた自画像は、知っている人も多いと思います。
現在はロサンジェルスを中心に活動しているとかで、あの陽気な色彩と画風は、カリフォルニアの風土にぴったりと当てはまるように思いました。撮影禁止で、写真を載せられないのが残念です。



さて、こちらは、上の写真のカフェで注文したデザート、「赤い実のティラミス」です。チョコレートの入っていないティラミスって、そもそもティラミスというのか疑問ですが、お店のお薦めの、その日の朝に作り置きしたものだとか。エスプレッソを入れないで、単品で8ユーロ。ボリュームたっぷりで、マスカルポーネがふんだんに使われていました。美味!でも私にはこの量の半分でよかった。

このカフェは、ポンピドゥーセンターを目の前にした位置にあって、Le Cirque (サーカス)という名前です。テラスに並んだ赤いイスが明るくて開放的に見えたので、初めてでしたが友人と入ってみました。店員さん(今はギャルソンとは絶対呼ばないそうですね)たちもすごく感じが良くて、つい長居をしてしまいました。

私はカフェに座って人を眺めるのが好きなのですが、
こうしてみると、各々の人が、自分の人生を演じているのがよく分かります。見る、見られることに敏感で、見られることで自分を表現するのが上手なパリジャン、パリジェンヌたち。自分がその場にいることを心から楽しみ、そして自分自身でいることに誇りをもっている。絵になるのもうなずけますね。


こちらは、昨日、友人たちと出掛ける前に立ち寄ったカフェ。ここもポンピドゥーの近辺で、もっと場末的な、でもおしゃれなレ・アル界隈。カフェによって、来ている人種が違うのを眺めるのも面白いものです。


日本は七夕。星に願いをする日ですが、皆様はどんな願いを託しますか?

夏本番を前に、パリは早くも猛暑、体調管理に充分気をつけたいと思います。




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