2017年1月8日日曜日

曇天、気温緩む


新しい年が明けて、あっという間に10日も過ぎてしまいました。
 
ここはリュクサンブール公園。
この時期特有の空の暗さがよく表れていると思います。
曇天で気温が緩んでいるので、最低気温が3度ぐらい、最高が7度ぐらいです。
年末の、日中でも氷点下だった頃に比べると暖かいですが、でもやっぱり寒いですね。
それでもしっかり防寒して、外で過ごすのがパリ流です。


こちらはリュクサンブール公園から程近い、かの有名なソルボンヌです。正面の建物が本館正面入り口となります。入り口前の広場では、両側に本屋やカフェなどが軒を連ねています。手前の大通りはサン・ミッシェル大通り。カルチエ・ラタンとはいえ、ショッピング用のブティックだらけとなってしまい、昔のアカデミックな雰囲気は薄れてしまっています。むしろ、この通りと交差しているサイドストリートの方に、昔ながらの本屋やカフェが現存していて、良い雰囲気です。

大学、大学院と、日本でですがフランス文学を専攻した人間として、ここは登竜門でしたが、未だコンタクトを取っていません。色々な理由があるのですが、大きな理由として、大学が大きすぎて生徒の面倒見が良くないらしいのです。日本の大学に比べると、かなり自分で何でもこなして行かないとならない様です。何となく温かみを感じない場には馴染めないというか、気後れしてしまう性質なので行かないようにして来ました。行く暇もなかった、というのも正直な所ですね。


サン・ミッシェル広場にある泉 Fontaine です。
向かって左側がサン・ミッシェル大通り、右にはいくつもの小道があり、しゃれたカフェや飲食店が並んでいます。この広場に面して、ジベールという歴史のある大型書店があります。この書店はサン・ミッシェル大通りに2件あって、ぎりぎり、カルチエ・ラタンの雰囲気を残す店となっています。あとはかなり観光地化されてしまっています。
ジベールの真横にある小道、ユシェット通り rue Huchette には、所狭しと飲食店が軒を連ねていますが、特にここはトルコ・ギリシャの料理屋やユダヤ人が常食するファラフェルを売る店が多いのが特徴です。
昔、大学三年の夏に、初めてパリを訪れた際、同級生たちと食べたギリシャ・サンドイッチを思い出します。今でこそ日本でもお店があって食べられるようになりましたが、当時は生まれて初めて食べた味、皆で「美味しいね~」「こんな美味しいの食べたことない!」などとはしゃいだのを覚えています。



 こんな裸木ばかり見ていると、春はまだまだ先だな~、とため息が出ますが、
寒さから言えば、これからが本番。木々もそれにそなえてじっと我慢しているように見えます。

寒い、暗い、で家の中に閉じこもりがちになってしまいますが、
そんな時こそ、思い切って外に出て、冷たい冬の空気に触れることが大切だと思います。
肝試しならぬ勇気試し。
私は最後の課題作品となった編み物、ベストを編んでいるのですが、編み物をしにカフェに出かけるのも乙なもの、この時期の楽しみです。

皆様は寒い冬をどのように過ごしていますか?














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