2014年5月2日金曜日
近所の散歩 1 Porte de Montreuil 1
以前ご紹介した、ナシオン広場ではなく、もっと足をのばして東の突端まで行きました。
時々のこの散歩を、夫とするのですが、ここはパリの一番の東、Porte de Montreuil です。メトロをすぐ出ると、パリの周囲を回っている環状線、Périphérique が、すぐそこです。うちからだと、rue d'Avron という通りを、まっすぐ東へ歩いて行くとたどり着きます。このアヴロン通りには、両側にたくさんの肉屋が並んでいます。鶏の丸焼きだの、羊を丸ごと山のように売っていたり、とにかく大胆です。そして驚くほど安い。鶏の丸ごと1匹が、なんと、5ユーロぐらいです。信じられます?日本円にすると、鶏一羽が、600円程度で買えてしまうんですよ。こうしたアラブ屋さんでは、回教の影響で、もちろん、豚肉は売っていません。もっと、うちの方の肉屋だと高くなって美味しいのですが、安い肉はあまり美味しくないそうです。その安さに、つい買ってしまいそうになりますが。
そしてもう日本でもお馴染みの、ギリシャサンドイッチ、つまりケバブの店もあちらこちらにありす。アフリカ、アジアの食料品店も。とにかく生粋のフランス人より、異なる人種が暮らしている地区です。
写真は、そんなアヴロン通りから、Montreuil を前にして、左へと曲がった通りです。Boulevard Davout という大通り。この一本裏手に、並行して、Périphérique が走っています。もうここまで来ると、パリというよりは郊外の雰囲気ですね。
この通りには、「大通り、Boulevard」の名にふさわしく、プラタナスの並木が続いています。このプラタナス、Platane も、マロニエと並んで、パリの主要な樹木の1つとなっています。秋には、マロニエと同様、その大きな葉を茶色にして落ち葉になる訳ですが、今は、初夏の陽気を体一杯に受けて緑に輝いています。
ここら辺を歩いていると、夫曰く、「本当の素顔のパリだね。」と言うぐらい、気取りのないパリを堪能できます。生粋のパリジャン、パリジェンヌが見当たらないのは、私としては寂しいですが、逆に、いろんな人種が肩を寄せ合って、それぞれの文化を守って楽しんでいる様子は、見ていて気分が良いものです。「日本人もがんばらなくちゃ!」と思います。
ここでは、観光地では見られない、面白い人々や光景を見ることができます。そんな中にあって、自分が浮いていないのを感じると、ちょっと嬉しくなります。
次回は、パート2として、マクドナルドをご紹介します。
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