2014年5月2日金曜日

近所の散歩 2   Porte de Montreuil 2


前回に引き続き、Montreuil の様子、特に、このマクドナルドを中心に話を進めたいと思います。

パリに住んでいると、こうしたファーストフードのお店と、縁遠くなります。子供がいない、ということもあるし、すぐ近くにはないし(日本のように駅前にある訳ではありません)、そもそも美味しくない。日本のマックを初めとする、バーガー系のものって、かなり美味しいじゃないですか?でもこちらではそれほどではないのですよ。
ただ、コーヒーはさすがに美味しい。そのコーヒーと一緒に食べる、マフィンやブラウニーといった洋菓子類は文句なく美味しい。その、「じゃ、コーヒー飲みに行こうか?」という夫の言葉に、間髪入れずに「そうだね!」と答えたのでした。≪マクドナルドにコーヒー飲みに行くの?≫と不思議に思われるでしょうが、その時は、まだ夕方の5時ごろ。お腹はすいていませんでした。でも妙に、「マクド(フランスでは、マクドナルドを「マクド」と呼びます)でコーヒー、いいじゃん?」みたいに、気分にピッタリそぐうような、そんな午後でした。(どんな午後だ?)
 

 写真はその内部。もともとアメリカのものを、フランスに導入しているので、このメニューを見ているだけで、フランス語の勉強になりますよね。人々もなんとなくアメリカナイズ。すっごくラフです。

                                       混んでいたので、私は先に席取りのため窓際の席に座っていました。その時に撮ったのがこれ。最初は気付かなかったのですが、何とはなしに壁を見ていたら、「しゃれているな~。日本のマクドナルドとは雰囲気が違うな~」と思って撮ることにしました。外観を撮りはぐりましたが、外観もシックに作られています。          


窓際の席から、外の様子を撮ってみました。                              これだと良くわからないかもしれませんが、本当に様々な人種が通りを歩きまわっています。特に、日曜だったので、通りの向こう、(左のメトロの看板、わかりますか?そこには Porte de Montreuil とあります) そのメトロの向こうには、実は環状線を超えた場所に、マルシェが立ち並んでいます。ヴァンヴやクリニャンクールのと違って、雰囲気がハードなのは、売っている人たちが、ほとんどがアフリカやアラブの男たちだから。「ちょっと見に行ってみよう」と言い出した夫も、「これじゃちょっとね」と、行くのをやめました。こういう場合、行くか行かないか、躊躇するのが一番危険なので、躊躇せず、さっさとその場を後にしました。

ここのマクドナルドには、年に1回ほど来ます。「え~!」と驚かれるかもしれませんが上記の理由と、考えてみたら、そもそも日本でもほとんど入らないことに気づきました。よく言われるように、たま~に食べたくなるじゃないですか、その時ぐらいですね。そういえば、今回5か月滞在した東京でも、一度も食べませんでした。

でもパリでは、この不思議な、というか、エキゾチックな雰囲気を味わいたくて、この Montreuil のマクドに行きたくなります。自分が外国人であることを忘れることができるからです。だってここではみんなが外人。すっごく楽です。

いつだったか、パリで知り合った日本女性が、スタバやマクドが好きという理由に、「国際的な雰囲気が味わえるから」と言っていたのを思い出します。「フランスの、いかにもっていうカフェは好きじゃないの」と。その頃は私はフランスに来たばかりだったので、「フランスにいるのに、どうして?」とちょっと不思議でしたが、今はわかります。10年経った今は。それが大きな慰めになるからですね。

でも実は、生粋なフランス、パリっぽいところが大好きな私です (*^_^*)

土曜日の昼間に、お気に入りのフレンチを食べに行くのでお楽しみに。



 






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