2014年5月10日土曜日

メトロにて   Dans le couloir du métro


毎日使うメトロには、さまざまなポスターが貼られています。
パリに詳しい方は、これらのポスターがどのようにしてはがされ、新たなポスターが貼られるか、ご覧になったことがあると思います。専用の溶剤をつかって専用の刷毛できれいにはがし、そこへまた専用の接着剤を使って貼っていくわけですが、その動作の無駄のないこと。そして手際の良さ。職人の仕事だな~、といつも感心します。

上のポスターは、駅へ向かう通路に貼ってあったもの。あんまり可愛いので、持っている荷物が重かったんですが、苦労して撮りました。かがんで撮ったのですが、でもやっぱりちょっと上からになってますね。ななめだし。
このCarl Larsson 、初めて聞く名前ですが、こうした絵はもう、まさに好みの絵なので、ぜひ見に行こうと思います。来月の7日まで、プチ・パレで開催されています。そういえば、プチ・パレのサロン・ド・テの評判が良いと聞いているので、レポートも兼ねて行ってみます。こうした、暖かい絵、人を和ませる色彩とタッチの絵は、本当に大好きです。



ついでに、我が家のリビングの様子をお届けします。
この壁の色が、本当の色に近い色、バニラ色です。何度も書いて恐縮ですが、最初の出来上がった時にこの壁を見て、すごくショックを受けたものです。天井の色は、Blanc cassé といって、一般的な住居に使われる色にしたのですが、バニラ色 ( もちろん、アイスクリームのバニラの色、という意味です。)は、そのグラデーションと考えて、ちょっと生成りを濃くした程度の白を予想していました。色を決める時に見せてもらった色見本でもそんな感じだったのです。
ところが、ところが。出来上がってみると、予想以上に黄色が濃い。ショックでしたね~。これだったら、塗装しなおす前の淡いオレンジ色の方が良かった、と思うぐらいでした。「バニラというのは、もともとこういう色なの!」と夫に言われても納得できませんでした。こんなに黄色いわけない!バニラアイスって、もっと白いじゃん!と叫んでも後の祭りでした。。皆さんはどう思われますか?実際、パリでジェラート屋さんでバニラを見ると、、、う~ん、これほど黄色くはないけど、確かに自分がイメージしているよりは黄色いかな?という感じ。
それに、慣れてみると悪くありません。もうこの壁になって4年目となるので、すっかり慣れ親しんでいます。この話、最初のころはよく家に来る人ごとに話題にしていたのですが、みんな、褒めてくれるので気持ちが落ち着きました。この薄黄色は、インテリアの色としては良いのだ、と思えるようになりました。こうして間接照明にすると、温かみが増しますしね。

くだらない話を長々と。でも自分が毎日暮らしている家、部屋のインテリアって、とても重要ですよね。とてもないがしろにはできません。どんなタイプのインテリアにすれば、一番しっくりくるのか考えるのは、楽しいものです。

パリはまた、サクランボの季節となりました。
昨日はシスターが、修道院の庭で摘み取ったのよ、と、摘みたてのサクランボを持ってきてくれました。

そういえば、日本にいる時に、山形出身の親戚の叔母が、たくさんサクランボを送ってくれたのを思い出しました。日本のサクランボは、繊細で本当に美味しいですよね。懐かしいです。

緑の小皿は、確かクリスマス用にとHabitat で買ったものだと思います。


パリは、朝方に雨が降ったようで、地面がぬれています。このところ、よく雨が降ります。
私がこちらに戻ってきてから、雨がたくさん降るようになったみたいです。パリジャンたちは、良いお湿りだと喜んでいるみたいですが。
また昼になって、太陽が出ることを願いながら。。



0 件のコメント:

コメントを投稿