家の近所にあるナシオン広場(Place de la Nation) の建物です。こうした広場や目抜き通り沿いの建物は、このようにクラシックな、「これぞパリ!」という造りの建物なのですが、それらは19世紀の終わりに、オスマン計画といって実施された都市計画の1つです。ここにもパリの景観へのこだわりが表現されています。
さて、ところでこの写真を撮った時間帯、一体何時ごろか、お分かりになるでしょうか?
今の季節を考えて正解を出せる人は、長くパリに住んでいる人ぐらいでしょうか。
写真を見る限りでは、朝が明け始めた頃とか、いやいや、この青空は日中、昼間の時間だろうとか思うのではないでしょうか。正解は夜の8時半ごろです。はい、「夜の」、です。
先月に、春分を迎えた後ですから、日ごとにどんどん日が長くなってきている訳ですが、夜の8時半でもこの明るさは、未だに驚きの対象となっています。「夜の空が青い!!」と、住み始めた当初は感動しきりで、よく夜空を飽きずに眺めたものです。
東京の空は暗いですよね。つまり「真っ黒い」空です、日が落ちた後は。こちらでは、日が落ちた後も、こうした青空をしばらく保っています。もちろん、写真はまだ、日が沈み始めている、最後の時間帯です。
こちらも、メトロから降りて家に向かう方向から撮った広場の様子です。塔は、今までにも何度も載せている、二連の塔の1つが写っています。上の写真と、同じ時間帯です。明るいでしょう?
夏に向けて最高に日が長いときは、夜の10時までこんな明るさとなります。それを思うと、北欧の白夜は、もっとすごいんだろうな、といつも想像します。寝る時に、鎧戸(古いですね)や分厚いカーテンを引かないと、明るくて眠れないそうですが。
ところで恒例の料理の写真を載せます。
お分かりになる方もいらっしゃると思いますが、そう、オムレツといえば、夫の得意料理の1つです。
手前味噌ですみませんが、このオムレツのすごいところは、テフロンのフライパンではなく、ステンレス製のフライパンを使っていることです。
テフロンだと簡単に焦げ目なく作れますが、うちにはテフロン加工のものは置いてません。なぜかというと、「持ちが悪い」からなんです。毎日のように使ったりすると、2年待ちませんからね。
その点、ステンレスは半永久の一生ものなので、値が張りますが結局はお得です。
でもこちらも欠点はあります。つまり、「使いこなすのが難しい」という点です。テフロンのように軽くないですし、使い方が正しくないと、たとえば、こんな見事なオムレツではなく、焦げ付くし、そもそもオムレツを作れません。なので、すごい、というのはこのことで、ちゃんと使いこなした、完ぺきな(?)オムレツ、ということなんです。私もいずれ、使いこなせるようにしたいとは思っていますが、夫の十八番を取り上げるのもね、、、な~んてできない言い訳をしています。
そういえば、というか、インゲンはわたしが洗ってヘタをとって塩水でゆで上げたのですが、その鍋もステンレスです。ちょっと重たいですが、こちらは使いこなしています。油を使っていないので。それより、このインゲンを買った時の様子を思い出しました。
安いからと、私がスーパーの売り場でこのインゲンをわし掴みにして袋にいれていたら、横から来たおばさんが、「あんまり鮮度がよくないわね~」と手で触ったものを放り投げて向こうに行ってしまいました。わたしは呆然と、というと大げさですが、ちょっとためらいはしましたが、そのまま袋詰めをして買いました。でもその時は「え?」と思うぐらいでしたが、後から考えたら「大きなお世話」。日本人だったら言いませんよね?人が買ってるもの、そんなこと言いません。ですが、こちらでは、、、。まぁ言葉の国ですし、こういった類は日常茶飯事。よしとしましょうか。
肝心のオムレツは、バターたっぷりで最高に美味しかったです。(身内のことをほめるのも、実は日本人はしないのかもしれませんね。。あしからず。)
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