いよいよ家を明け渡す日が近づいてきました。
その日は13日の金曜日。キリスト教徒としては、何とも縁起の悪いというか、
あまり心楽しい日ではありませんが、ここは日本。関係ありません。
昨日は、廃品業者に入ってもらって、主に2階にある家具を持って行ってもらいました。
家の解体業者からは、
残置物として全部置いておいていいと言われているのですが、
生まれ育った家といよいよお別れなので、物置状態は避けたかったのです。
お蔭でかなり、家の中がスッキリとしました。
家具をどけることによって、子供の頃大好きだった、自分の部屋の壁紙が綺麗に見えるようになって、懐かしい10代のころを思い出しました。
その壁紙は、淡くてすこし金色がかったクリーム色に、やはり淡い桃色の豪勢な文様が施してあるもので、このころから自分の好みは変わっていない、と再認識しました。
そんな、他愛もないことが、家の最後の時期に、色々と思い出されます。。
夫からは、「家がなくなった後は、その家のこと、夢に見るようになるよ。僕がそうだから。」と
よく言います。なるほど、夫はの生まれ育った家は、とうの昔になくなっているのです。
自分の家に、最後、じっくりと一年以上住めたことは、本当に喜びでした。
神様からのプレゼントでした。
日本で十分に英気を養って、3月にはパリに戻ります。
本当に感謝です。
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