これは兄のマンション、7階から真正面に見える山、吾妻山です。
玄関を出たところから見えるので、西側にあることになります。
地元の人は、ここから吹き降ろされる風が強いために寒くなる、と言っています。
ちょうど、甲府や京都のように、盆地特有の天候になっているのですね。
かなり望遠で撮ったので、写っているのは山のごく一部で、左右、山々が視界に入る限り続いています。
東京で生まれ育ったために、山が見えるところにいると、それだけで遠くに来た気がしますし、(何せ、都内の奥多摩に行った時もそう思ったぐらいです。)ウキウキしますね。
これは昨日の朝の様子なので、ちょっと曇りで薄暗い感じでした。
こちらは午前中の、福島駅西口の様子です。
小学1年生ぐらいでしょうか、子供たちが先生の引率でやってきたところです。
ここにある大型スーパーが、10時に開店するのを待って、ミスドでコーヒーとドーナツを食べました。
福島で思うことは。。
人がやはりのんびりした感じ、ということでしょうか。
このミスドでも、気取らないおばちゃんが、店員の女の子を捕まえてしゃべっていたし、
普通に、道やスーパーの中にいても、人が人を気遣っている、という雰囲気があります。
ぶつかるとすぐに「ごめんなさい」と言ってくれます。
しかし、、、やはり同じ人間。たま~に、絶対数からすると圧倒的に少ないのですが、意地悪な、とか無神経な、とか変につっかかってくるような人はいます。当然ですよね。
ただその時考えるのは、、、
ここは被災地だ、ということ。
もちろん、3・11の、地震、および津波、原発事故の、です。
私は常々、できうる限り、被害者の立場に立ちたいと願ってきた人間です。
そこで考えますね、被災地の人、つまり被害者の立場の人から意地悪をされるって、どうすればいいんだろう?と。
これは非常に難しい問題です。
例えばこれとちょっと似ていて思い出すのが、パリでのこと。
スーパーの店員、レジ係。この職業の人は、大抵、白人のフランス人というよりは、移民系の人々がやっている場合が多いわけです。そうすると、彼らはフランスでは被害者ではなくても弱者なわけです。でも彼女たちから、フランスに住み始めた当初、随分意地悪をされました。そのことを思い出しました。虐げられている者が、更に虐げられている者をいじめる構図。そう、日本人だって、パリでは市民権を得ているとはいえ弱者なんですから。
結論としては、そういう場面でも我慢しないこと、ですね。
キリストの言う、「7の70倍ゆるせ」というのは、土台人間には無理です。
もちろん、最初から「無理」と決めつけているのではなく、現実問題として無理、と判断しています。
だから我慢しないこと。抗議できる場合は抗議する、何らかの形で。
じゃないと、体、心に良くないですし、相手の人のためにも良くない。
日本人はいじめてもいい、東京弁をしゃべる気に食わない奴はいじめてもいい、ということにはならないからです。
結局、この世の中、どこに行っても(国境を越えても)、「いい人もいれば悪い人もいる」という、
至極当たり前のことが結論として導かれました。
この間の週末に、住民票をこちらに移して、晴れて福島県人となった兄。
その兄のためにも付け加えておくと、
福島の人は、少し浅草のような下町の人の気安さ、気取りのなさを感じます。
もちろん、他方で、その逆のこともある。
つくづく私は、「生きづらい人間」の部類に入るのかもしれないな、と。
キリスト教の暦から言うと、今は四旬節。
キリストが荒れ野でサタンの誘惑に試される試練の時期でもあり、また神のみ恵みを受けるときでもあります。
英隆一郎神父様のおっしゃるように、
「この世は荒れ野であり、そこに私たちは住んでいると思った方が良い」という言葉は、言い得て妙ですね。この世が荒れ野であるという自覚があれば、逆に強く、たくましく生きる知恵、勇気が湧いてくるのではないでしょうか。
私のような人間には、腹をくくる時が来た、と思いますし、
そのように解釈できるようになった、強くなった自分を思います。
閑話休題。
今晩の夕食のバンバンジーもどき、です。
兄の家には、「信じられないことに」ガスを引いておらず、当初は炊飯器も電子レンジも、鍋・釜もない事態でした。早速電子レンジは購入したわけですが、何とか、レンジだけで作れるものはないか、と考えていたら、古い「自炊本」が出てきました。
そこにあったのがこれ、です。
耐熱皿に鶏の胸肉を1枚広げて、皮目にフォークでぶすぶす突き刺して穴を開け、
塩と大さじ1の酒をふりかけ、レンジで温める事5分。
完全に火の通った状態のものを冷まし、それを裂いてサラダの上に乗せ、マヨネーズをかけただけ。簡単でした。でも結構いけました。
皆様もぜひ、試してみてください。(胸肉1枚で2人分できます。)
結構ボリュームありますよ~。
0 件のコメント:
コメントを投稿