お地蔵様のお祭り
再び、本日晴天なり。
この心地よい陽射しの中、実家のお地蔵様のお祭りが行われました。
近所の方々も参加していただき、なごやかに執り行われました。
いよいよこの家ともお別れの時が近づいており、
この家を、建築以来ずっと守ってくれたお地蔵様の、お祭りをしていただきました。
思えばこのお地蔵様は、1945年3月10日の東京大空襲で亡くなった、家族のためのお地蔵様。
8月に終戦を迎えて、小豆島から帰省した父は、ふるさと一面が焼け野原にたたずんだのでした。
国破れて山河あり。
ここ下町は、隅田川だけが残りました。
戦争から無事帰還しても、ふるさとは焦土、残された家族は唯一、防空壕で焼け残った母一人でした。その時の父の思いを思うと。。
その父ももういない。自分の家族たちと一緒に、天国で安らかに過ごしていることでしょう。
今日という日を迎えることができて、本当に幸せでした。
明日以降、お地蔵様を祭ってある社ごと解体します。
ただし、お地蔵様の本体だけは壊さずに預かり、新しい家屋になった後も家の中でお祭りすることに決めました。
家の明け渡しまで、一歩一歩、やるべきことをやり、済ませて行っている毎日です。
無事、悔いなく済ませられるように。。
お日様に感謝の一日でした。
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