昨日は、パリでの友人やパリで縁がつながった友人たちと、
大先輩の家へ招かれました。
前々回ご紹介したお宅と近く、柏駅経由で伺ったのですが、
常磐線に乗るのが二度目、ということで大分慣れましたが、
本当にこの沿線に乗っている人たちがのんびりしているのがとても気に入っています。
友人は「田舎に行く路線だからよ」と言いますが、それはそうとしても、
なんとなく「ほのぼの」している感じが好きです。
若者も、何か素朴で元気な感じがします。。
ところで先輩のお宅のご紹介ですが、
素敵と思うお家には、必ずこうした大きなリヤドロがあるのですよね。
私には今のところとても手が出ませんが、本当に素敵ですよね。
なんとなく、古き良き西洋、みたいな感じがたまりません。
まだ L'Avent (アドヴェント、待降節)にはちょっと早いですが、
イヴまで後1か月、ということで、室内にはたくさんのクリスマスデコレーションが施されていました。
こちらは本格的なクレーシュ(すみません、フランス語がこのキーボードで打てないのでカタカナ表記です。馬小屋、の意。)が、リヤドの並びに飾られていました。
「嬰児(みどりご)=赤ちゃん=キリスト」は、
12月25日に誕生するので、
本当は、この馬小屋 にはその日までその赤ちゃんを飾らないものですが、
キリスト教を知らない方には、これも致し方ないのでしょう。(フランスでは厳密にそうします。)
でもこの置き物によって、キリストのご生誕の物語が、聖書にあるように、正確に知ることができます。貧しい馬小屋で、羊や馬などに囲まれ、マリアとヨゼフに見守られている赤ちゃん、キリスト。
周囲には東方の三博士が黄金、没薬、乳香を手に捧げていて、屋根には天使がラッパでご生誕を告げ知らせています。
キリストは、本当にこうした貧しい馬小屋で、飼い葉桶に入れられていたのか?
それが史実なのかどうかは別にして、「最も小さいもの(比喩的にです)として、この世にお生まれになった」、つまり、この世で、最も小さくされている人々、弱くされている人々、貧しい人々のためにお生まれになった、という象徴としてよむのが大切だと思います。
さて、肝心のお料理ですが、
まさに見事!友人曰く、「またしても三ツ星だね」とうなる腕前でした。
でもこちらは、魚屋さんにやっていただいたそうで、さすがプロ!ですね。
こうした見事な刺身、とくにマグロは、これからは段々食べられなくなるかもしれませんね。
こちらはメインの肉料理。
一晩煮汁に漬けられたという、旨味たっぷりの豚の煮込みでした。箸で切れるほど柔らかい豚肉を久しぶりに食べました。
(パリでは夫とよく食べています。)
話の流れで、様々な宗教の話となって、
「イスラム教徒は豚肉を食べない」ことが話題となりました。
詳細は避けますが、
日本人は、宗教に関して本当に無頓着、こだわりがない、というより、こだわりが無さすぎる、と意見が一致しましたが、
でも心を込めて「手を合わせて祈る」ということは普通にあることなので、
日本人が無宗教ということはない、という結論となりました。
確かにそうですよね。
葬式仏教、新年のお参りは形式化しているといってもまだまだ日本の文化として大切なものですし、神社やお寺に行って手を合わせることは普通のことですから。
日もたっぷりと暮れました。
華やかに飾られたツリーも、一段と魅力を増したように見えました。
今回は、先輩のお宅から、ちょっと早めのクリスマスのご紹介、という感じになりました。
まだまだ話の尽きない様子でしたが、
家で待っている猫が気になってお暇、となりました。
時の経つのがあっという間だった、素敵な友人たちと囲まれた、素敵な1日でした。
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