先日、俳句の会のメンバーで、フランス人の友人宅の近所へ吟行に行きました。「吟行」というのは、短歌や俳句をつくるために郊外・名所などに出かけることです。私たちは、アルボレタムという、パリ南西の郊外にある大きな庭園に行きました。
駐車場からしばらく歩くと、アジサイ園が広がっていて、その真ん中を通る曲がりくねった小道の両側に、あふれるようにして咲いていました。そして種類も豊富。「アジサイって、こんなに種類があったの?」と、皆で驚き、見とれながらの吟行となりました。
写真はその1つで、品種はわかりませんが、大好きな花色なので、トップに載せました。
他にも、
もっと沢山ありましたが、あれ、今気づきましたが、日本のアジサイのように、青い色はありませんでした。面白いですね。そういえば、土が違うと、アジサイは青になったりピンクになったりすると聞いたことがあります。そのためなんでしょう、青がなかったのは。確か、酸性が強いと青になるのではなかったでしょうか。
白やクリーム色は、ハイドロンジアという品種で、これは日本にも輸入されていて人気があります。白いアジサイも素敵ですよね。
そういえば、大学時代の友だちに、好きな花がアジサイ、という子がいます。最初聞いた時は、素直に「変わってる」と思いましたが、彼女の大人びた雰囲気とアジサイがピッタリで、今ではうらやましいぐらいです。大抵、女の子は、「好きな花は?」と聞かれて、バラとか、チューリップとか百合とか言いますが、紫陽花、と答えるのって、素敵だな、と思います。アジサイも、紫陽花、と書く方がより素敵ですよね。
それから紫陽花というと、皆さん、和菓子のアジサイ、思い浮かびませんか?涼しげな、ブルーか薄紫色のゼリーで四角く型どられた中に、餡子が入っているもの。私はどうしても、それを思い出します。
今回は、気分を明るくしたいために、紫陽花だけにとどめます。
本当に青色がなかったこと、みんな、その場で気づかなかったことが不思議です。それだけ、ピンク色の紫陽花に圧倒されていたんですね。とにかく、紫陽花を堪能した吟行でした。
日本の紫陽花はどんな様子でしょうか。
紫陽花で有名な長谷寺、子供の頃母と行った思い出があります。
偶然にも、パリは今日は雨でした。久しぶりの雨だったので、良いお湿りとなりました。
日本の梅雨が明けるのは、もうすぐでしょうか。
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