2014年7月4日金曜日

東京に一時帰国しました


昨日の夜遅くに、東京の自宅に帰りました。夏の間の一時帰国です。
今回は、大韓航空だったので、機内でのビビンパ堪能しました。ものすごい匂いでしたけれど。

ところで写真はまだパリ郊外です。
前回のブログに予告したように、俳句の会の皆さんで、会のメンバーの1人、ピエール・マリさんのお宅にお邪魔しました。写真は、その素敵なお宅のお庭で、バーベキューしている様子です。バーベキューの仕掛けは、写真左手の、樹木の奥にあるので写っていません。
総勢10人でした。

パリに住んで10年以上ですが、こうしてフランス人宅に呼ばれてバーベキューパーティーに参加したのは初めて。いかに普段から日本人と過ごしているかの証明ですね(*^_^*) 
こうしてフランス人宅に招かれるのは、楽しいだけじゃなく、フランス流の人の招き方が、ものすごく参考になるので、すごく興味深いのです。

例えば、料理の出し方にしても、アントレ(前菜)から始まって、最後のデザートまで、知っているようでいて、「なるほどね~」とうなることが一杯あります。しかも、こうした身内のような、親密な集まりでのフルコースの出し方など参考になることばかり。

1つ例を出すと、「あまり頑張り過ぎない」「ほどほど」、でも「美味しい」というのがあります。
例えば、メインの肉と魚ですが、日本人的には、とにかく量をたくさん、と思いがちですが、きっちり人数分だけ、1人につき肉1切れ(でも最高の骨付きの子羊のもも肉)、魚も、鮭も1人つきほんの1切れ。おかわりはありません。その代わり、メインの後のチーズ3種と果物は、本当に熟れ頃で美味しかった。その後のデザートも、奥さま手作りのチョコレートブラウニーとコーヒー。ごくシンプルです。
でも招かれた側も、手作りのおにぎりや、日本のお菓子を持ち寄ったので、もうお腹パンパンでした。その後での俳句会だったので、「このまま勉強止めてお昼寝した~い」との声もありました。


こちらがご主人のピエール・マリさん。これは、メインの鮭を切り分けてくださっているところ。


 お庭の様子。
本当に素敵な家と庭でした。
家の前の通りから、ずっと奥まったところに家があるので、とても静かで、私たちの賑やかな話声以外は、時折通り過ぎる風が樹木を揺らしたり、鳥が鳴いたりするぐらい、辺りはひっそりとしていました。 夕方には、近所のテニスコートから、ポーン、ポーン、と心地よい音が聞こえていました。


テーブル下の日陰にいる猫ちゃん。可愛いので触ろうとしたら、「触っちゃダメ、病気だから」と奥さま。本当かな~。「私はね、猫が好きじゃないの」と堂々とおっしゃるあたり、あまりマダムからは可愛がられていないことを知り、ちょっと不憫に思いました。

こちらは玄関先に咲き乱れていたゼラニウム。大好きな花です。

 
  肝心な俳句会は、お腹一杯、大満足の後で行ったので笑いの絶えない、楽しいものとなりました。
そんな気持ちを表現した私の1句をご紹介します。
(横書きで失礼します。)

 木陰より 香り漂う 友の庭

                    

実はこの投稿は、今現在、東京の実家で書いているのですが、当時のことを思い出すと、まだ自分がフランスにいるような錯覚に陥ります。

東京は雨がちですが、涼しくて過ごしやすいです。
愛猫も心配していたのとは裏腹に、元気一杯、愛らしいままでいたので、ホッと一安心。
夏の間は、ここ、東京に滞在予定ですので、また「東京便り」になります。あしからず。

皆様も、良い夏休みを! (あんまり、これは日本では通用しない言い方ですね、すみません。)



 

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