2014年6月11日水曜日

私の兄


私には兄が2人います。上の兄とは9才、下の兄とは2才違いです。なので、小さい頃は、下の兄とはしょっちゅう遊んでいましたが、上の兄とは年が離れすぎていたため、記憶がありません。学年でいうと10学年違うので、私がまだ8才の時にはもう、上の兄は大学生1年生だった訳です。

小さい頃の、下の兄とのじゃれ合いから一変して、大人になってからは上の兄との関係の方が近しくなりました。というのも、母が他界した後は、私と上の兄は、同じように苦しんだからです。

色々ないきさつがあって、今日を迎えていますが、同じように苦しんだ経験をもつ者同士として、兄と妹の関係を超えて、より一層の親密な関係だったと思います。それだけに影響しあう力も大きかった。
父も他界した今となっては、もう過去のことになりつつありますが、兄への特別な、つまり親しい気持ちは、変わらずにあります。昔と違って、兄も今は立派な人、社会的に、なりましたし。

ですが、今、その兄と妹の関係を、根本から見直す時期が来たようです。


そんなことで、思い悩んでいることがあって、今日は1人でパリの街中を歩きまわっていました。
夫を大学に送り届けて別れた後、あてどなく歩きまわりました、どこにもぶつけようのない気持ちを抱えて。
そんな私の気持ちとは裏腹に、太陽は輝くばかりに照り渡り、普通ならその陽気が楽しいはずなんですが、かえってしんどい気持ちで歩いていました。
ですが、しばらく歩いているうちに、やはり、こうした緑の自然に段々癒されていくのを感じました。

写真は、夫の大学の近くにある、リュクサンブール公園です。この炎天下、子供たちがテニスをしていました。大人たちは、例によってベンチで仲間と寛ぎ、若い男性で、上半身裸にして日光浴を楽しんでいる人たちも結構いました。写真、撮りたかったけど、さすがにカメラを向ける勇気はありませんでした。残念(*^_^*)

そんなこんなで、気分を持ち直しました。

でも、大人になってから、今までの関係を見直す作業というのは、家族の中でも重要なことだと、改めて思い知った時でした。皆様にも、そんな経験、ありませんか?






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