2017年7月8日土曜日
小暑
夏休みに入ってからも、しばらく忙しくしていましたが、
ここにきて急に暇になったのでまたブログを更新します。
まぁいつもの雑文なので、軽く読み飛ばしてください。
件名には「小暑」と書きましたが、暦の上ではそうでも、日本もずいぶん暑そうですね。
大雨による被害も甚大と聞いています。被害に合われた方々には、本当にどんな言葉もなぐさめにはならないですね。心からお悔やみ申し上げます。
世界中を見渡せば、戦争やテロなどで命を落としている人が多いわけですが、日本は自然が豊かな分、自然災害が多いですね。地球温暖化による災害だとしたら、やはり私たち人間全体への、自然からの応酬かもしれません。
ところで写真のスイカは、夫が今日の昼間、近くの中華食料品店で買ってきたものです。
細長いタイプのスイカとはいえ、縦に40センチはありそうです。日本のよりやや味は劣るものの、こちらのスイカはあまり外れがないように思います。夏といったらコレ!ですよね。
小さい頃は、兄妹で、古いヒノキのお風呂のあるお風呂場で、しゃがんで食べさせられたのを思い出します。大正生まれの父は、スイカを食べる時は必ず、塩をふんだんに振って食べていました。
平成生まれの孫たちはそれを見てびっくり。「塩をかけると甘くなるんだよ」と父が言っても絶対信じようとしませんでした。
その是非はともかくとして、価値の伝達って、やっぱり難しいんだな、とつくづく思いましたね。
私は父を偲んで、盛大に塩をふって食べようと思います。
夏といえばコレ!の一つに、素麺もありますよね。
ここパリでも、日本人は涙ぐましい苦労をして、日本的な夏を再現しようとがんばっています😂
夫には、よく、「あなた一体何人なの?」と言いたくなるほど、食に関しては日本人ですね。
暑くなってくると、「冷たい素麺、食べたくない?」と私に迫ってきます。
最初は、一体全体、ここは本当にフランス・パリなのか?と思うぐらい、夫はフランス料理より日本食をつくることに熱心で、パリに住む日本の友人たちもその例にもれません。
旦那さんがフランス人だとこうは行かないことを考えると、むしろ僥倖なのかもしれませんが、ご飯よりパンが好きだった私にしてみれば、すごい日本回帰だな~、と感心しきりでした。
また書きますが、「ふるさとは、遠くにありて思うもの」(続きははしょります)というには世界はあまりにも狭くなったように感じるこの頃ですが、物理的な距離はどうしたって縮まらないわけで、いくら日本は近くなったとはいえ、直行便に12時間は乗らなくてはならないわけです。
素麺、こちらでも日本製の美味しいのが手に入るようになりました。
我が家は、近所の中華食材店で手に入る韓国製で済ますことも多いです。何でもそうですが、贅沢を言わない、そして慣れれば結構美味しい、これでいきます。
胡麻味噌の冷汁は、もともとは栃木の名物とか。栃木出身の友人は、砂糖を入れて甘くすると聞きましたが、 私たちは逆に一味唐辛子と生姜でいただきます。両方とも手に入りますが、一味を入れている小さい陶器は、今春に恩師に会いに行ったとき、京都の専門店で買い求めたものです。大事にしているものの一つです。
因みにナスのシギ焼きは、夫がダイエット中なので、ほとんど油をひかずにじっくり時間をかけて焼いたものです。(料理は全部、夫がつくりまして、私は暑さで横に伸びていましたが😅)
今、パリは夜の6時半。外は31度。猛暑です。
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