2014年8月30日土曜日

心の食卓  Le repas de coeur


先日、親しい年上の友人のお宅に招かれました。
このお宅には、夫も含め、数えきれないほど招かれてきましたし、その都度、心のこもった手料理をいただいてきました。このお宅に招かれることは、わたしにとって、何にも換えられない経験をすることです。

写真の壁紙は、この友人の素敵なお宅に貼ってある壁の一部です。リビングとキッチンを隔てる壁一面に貼ってあります。デザインに興味のある方ならピンとくるでしょう。この壁紙のデザイナーは、19世紀のイギリスの詩人でもあった、ウイリアム・モリスです。あまりに素敵なので、見とれてしまいます。友人は、この壁紙の余った部分を、段ボール箱に貼って、それをプレゼントしてくれました。その箱は、大切にパリの家に飾っています。


友人は、やはりご夫婦でカトリック教徒です。それもあって、親しくお付き合いをさせていただいています。
もちろん、カトリックでなくても、心の交流のできる友人はたくさんいますし、むしろ信者であるがゆえに理解できない心情の人もいます。要は、「何を旗印にしてこの世の中を生きているのか?」という部分で分かり合える人と、友達関係を結んでいるところがあります。
「話せばわかる」と言って死んでいった昔の権力者の言葉がありますが、それは「甘い」ということも、とくにパリに暮らすようになってから分かってきたところです。「真心をこめて話せば、誰だって友達になれる」、というのは理想論だと思っています。ただ、相手の幸せ、もちろん偽善ではなく、心から相手の幸せを願う態度、気持ちでいれば、いつかは分かり合えるでしょう。そういう意味で、わたしは悲観はしていません。


どうぞこちらのプレートを見てください。すべて、無添加、手作りの野菜たちです。
上から時計回りに、オクラ(手作りの出汁で煮てありました)、ナス、舞茸の天ぷら、キュウリの千切り、種から育てた手作りのトマト2種、長豆の炒め物(これは、私もななめ千切りを手伝いました)、さつま芋の天ぷら、真ん中には茹でた鶏のもも肉に細切りのネギをたっぷり、です。

これだけの食材を、あっという間に用意してくれました。
何より、1つ1つの野菜がとても美味しくて、体に滋養が染み込むようでした。
イタリアの、アンティ・パスト(数種類の一口サイズの料理を並べた前菜)に似て、飽きることなく一杯いただきました。
この1皿の他に、冷たい汁の素麺、締めのご飯と、これまた手作りの瓜の漬物等をいただきました。

デザートがこちらです。
詳細は避けますが、1つ紹介すると、手前のガラスの器に入っているのは、底に冷たい桃のゼリー、そして上には、20世紀という名の、これも冷たくした梨を切って乗せてあります。この斬新なアイデアは、友人が思いつきました。梨の瑞々しさと、ゼリーの舌触りの良いのど越しのハーモニーが不思議にマッチした1品でした。

お宅のインテリアといい、趣味の良い食器類といい、ここに来ると、自分の趣味にピッタリ合った空間にいることになるので、とても心楽しい、ちょっとした昂揚感が味わえます。

年齢がちょっと離れていても、分かり合えるって素晴らしいと、この友人を通しても実感することです。

夏の終わりの、心地よい雰囲気に浸れたひと時でした。






2014年8月27日水曜日

朝顔の彩り


 


昨日、広尾に出かける前の朝に撮りました。
早朝、というほどではなかったのですが、こんなに見事に咲いている朝顔は久しぶりです。この目が覚めるような色合いは、はるか遠くから目立っていました。
熱心に写真を捕っていると、「あぁ、気持ちわかるよ」という感じの笑顔で通り過ぎた人もありました。偶然ですが、この花色とまったく同じの朝顔が、広尾の街でも見かけたので余計印象に残りました。ヘブンリーブルーとも違う、古代紫を明るくしたようなこの色合い。美しいですよね。
なぜ古代の人が、紫色を高貴な色としたか、わかるような気がしました。



こちら愛猫のアビ。たびたび登場していますが、
今回は、彼女の本質がよく見てとれる表情をキャッチしたので載せることにしました。

「な~んの悩みもストレスもないの。でももっとかまって欲しいな。
マミー、もっと可愛がってよ~。」

と、こんなところでしょうか?
この子といると、どっちが主で従か分からなくなってしまうぐらい、のびのびとさせてしまいます。
今も、私が使っている毛布の上で、真ん中に陣取ってすやすやと眠っています。。

ところで昨夜辺りから、めっきり涼しくなって、タオルケット1枚では寒くて、毛布を引っ張り出してきました。このまま秋になってくれると良いな~、と思うのは、とんでもなく甘い考えだそうで、どうやら9月に入ると、また暑さ、ぶり返るそうですね。やれやれです。

でも庭からさかんに聞こえる虫の音に、秋の気配を感じますね。
8月も、気が付けばもう終わり。
一体この夏、私は何をやっていたんだ? と叫びたくなります。。





やっと涼しくなりましたね。


そしてやっとパリに戻りましたか?と、上の写真見て思われた方もいるのでは?
ここは、知る人ぞ知る、東京でもハイソな土地の1つ、広尾のガーデンヒルズです。もちろん、写真に写っている建物はマンションならぬ、億ション。その外観は、まるでパリの住宅街、例えば16区とか、ヌイイー(Neuilly) を歩いているような気持ちになります。

一体どんな人が住んでるのかな~、とカメラ片手にのんびりと坂道を歩いていたら、ふと前を見ると白いエプロンをつけた、飾り気のない女性。へ~、とびっくりしましたが、住民とは限らないと思い直しました。


このガーデンヒルズの入り口には、かのお嬢様学校、聖心女子大学と、そのインターナショナルスクールが隣り合わせにあります。久しぶりにチャペルをのぞいてみようかと思いましたが、折からの雨で、駅へと急ぐことにしました。

とにかくおしゃれ。従姉は、結婚前、住むなら広尾よ!と豪語していましたが。。そうそう、広尾、麻布といえば、フランス大使館のある土地柄でもありますね。ここら辺を歩いていると、犬も歩けば、という感じで、色々な国の大使館にぶつかります。どんな辺境の国でも、お金、あるんですね~。


一応、東京生まれの東京育ちですが、広尾辺りは不案内なので、雨も降ってきたことだしで、そそくさと駅から日比谷線に乗って、久しぶりに都会のオアシス、日比谷公園に寄ってみました。

数十日にわたる猛暑の後の、良いお湿りとなった今日の雨で、たくさんの緑も生き生きと息を吹き返したようでした。

この後、友達とそのお母さんとで待ち合わせて散歩を楽しみました。
以前はまっていたバラのある場所では、ちらほら咲き柄が残っているだけでしたが、それだけでも3人で楽しむことができました。ここには「松本楼」という歴史ある老舗のレストランがあって、父とよく来たものだなぁと、懐かしい気持ちに浸りました。

庭園のぐるりを囲んでいるのは、霞が関のビル群。都会のオアシスとはよく言ったものです。


久しぶりの涼しさ。皆様、いかがお過ごしでしょうか?

広島を始めとする、全国の土砂災害を被った地域の方々のご苦労とご心痛のために祈りたいと思います。





2014年8月22日金曜日

水族館


残暑厳しい東京ですが、
今日は友人とスカイツリーにある水族館に行って来ました。

展望台に上るよりははるかに並ばずに、すいすいと切符を買って中に入りました。
最初はやはり、くらげから始まりました。
色々な種類の、そして色も形も大きさも様々なくらげが
様々な形で展示されていました。


こちらは、唯一、名前と一緒に撮れたくらげ君たちです。
ブルージェリーだなんて、名前も美味しそうですが、形態も丸みがあって、面白い動きをしていました。

   
こちらは、「メガネなんとか」という大きな熱帯魚でした。
なんでも、写真ではよく分かりませんが、
目玉の横に、黒い線があって、
それがメガネをかけているように見えることからついた名前だそうです。正確にわからなくてすみません。
色合いも綺麗な魚でした。



こちらも名前わからず。「何のために書いてるんじゃ?」と言われそうですがすみません。
メモをとっておけば良かった、と後悔しきりです。お分かりになる方、どうぞ教えてください。
なんか、オコゼに似てますよね。大迫力でした。

他にも、様々な魚を見ました。
とても全部はご紹介できません。
最後には、ペンギンランドがあり、午後3時ちょうどには、ペンギン君たちの散歩にも遭遇することができました。夏休みの子供たちの歓声の絶えない館内でした。

スカイツリー、4階のアリーナには、ハワイをイメージした屋台が連なり、ひどい暑さ中でも目を楽しませてくれました。友人の勧めもあり、ハワイアンドレス、思い切って購入しました。でも生地もしっかりしているし、色味も渋いので、タウンウエアとして、暑い日本にいる間は着て楽しみたいと思っています。

皆様はどんな夏休みを過ごしていますか?



2014年8月18日月曜日

まだまだ暑い夏


















東京は、また暑い夏が戻ってきました。
このところの雨っぽい天気で、庭の水撒きも免れていたのですが、今晩辺り、撒かないと干上がってしまいそうです。

写真は、ご覧の通りの、何の変哲もない朝顔ですが、
これ、実は母が取っておいた種をまいて咲いたものなんです。
父が大事にとっておいた種を、去年まいて咲かせたものが、こんな風に、今年も咲いてくれました。
種って、保存状態が良いと、30年以上もつんですね。

家の東側のこの壁面には、ラティスに絡んだ蔦が、壁一面を覆うようにして這っています。
家のぼろ隠しにもちょうど良い具合です。



愛猫アビの、お気に入りの場所の1つです。
1階の居間から、玄関に向かって撮りました。外の日射がすごいですね。

夕方から風が吹いたりすると、玄関を開け放して、風の通りを良くしたりします。
この辺りは治安が良いので、結構、戸を開けたままにしたりして過ごします。
玄関前は車庫になっていてひっこんでいるので、それもありますね。

蒸し暑い日本の夏にも慣れましたが、今一つ、気分が晴れません。

夏の風物詩である高校野球(甲子園)も、山場を迎えているようです。
こんな炎天下、よくやるな~、と、やはり若さって強いな~、と感心しきりのこの頃です。

パリに戻るのはいつになるやら。
友だちによると、もうパリはすっかり秋の気配で涼しいとか。
最高でも20度ぐらいだそうです。
うらやまし~。

日本の皆様も、体調管理に気を付けて過ごしましょうね~。



 

2014年8月14日木曜日

お盆休み


夏休みで帰省している兄と、久々に銀ブラを楽しみました。
東京生まれの東京育ち、そして田舎をもたない私たち(厳密にはあるのですが)は、悲しいかな、都内で夏の楽しみを見つけるしかありません。

写真は、ご存じ、銀座4丁目の交差点にある、ソニービル前です。今年も夏らしく、子供たちが大喜びしそうな、ミニ水族館の展示となっていました。でも実際に見入っていたのは大人たち。このナポレオンフィッシュには、わたしも釘付けになってしまいました。
背後の女性の大きさから、この熱帯魚の大きさが大体お分かりになると思いますが、表情も、何かおどけているようですし、ターコイズブルーやエメラルドグリーンの色も目を引きます。その他の熱帯魚の影が薄くなってしまうぐらい、存在感がありました。 
このところの円安で海外からの旅行者も多く、皆、カメラを熱心に構えていました。
 


さて、夏の花の代表として、日本ではこの芙蓉が美しいですね。

今朝、雨が降らないうちにと、散歩をしてきたのですが、住宅地の庭先に大きく茂っていました。
ほんのりとしたこの花色は、強烈な花色が多い、夏の花の中では、はんなりとした清楚さが際立っていました。

もちろん、この花色、大好きです。



濃い紫の朝顔や千日紅も、やはり夏の花として美しいです。
これらのパキッとした花色は、大人好みの、背景の白にとても映える色ですね。

薔薇を実家で育てていた頃、淡い桃色ばかりを集めていましたが、年を重ねてみると、濃い花色が欲しいと思うようになりました。それこそ黒に近いような真紅の薔薇が、美しく見えるようになっています。

家の近所を歩いていると、真夏でも、色々な花がけなげに咲いているなぁと感心します。

今日はこれから雨だそうです。
一仕事の水やり、やらなくて済みそうで、嬉しい限りです。

では良い夏休みをお過ごしください。



 
 

2014年8月10日日曜日

台風によせて


このたび、台風11号で被害に遭われた方々へ、まずはお見舞い申し上げます。
せっかくの夏休みが、受難の夏休みとなっています。

朝からずっと、台風情報を流しているNHKによると、今後の進路は、北へ向けて日本海を北上するということなので、その進路上にある、北陸地方の方々、充分に警戒をお願い申し上げます。
東京(といっても東部)は、前回と比べると、台風による被害は少なくて済みそうです。
今の段階で、雨はなく、強風だけです。あくまで予想なので、用心は必要ですが。

ところで写真は、家の近所、隅田川沿いにある、「Meursault(ムルソー)」という名前のカフェ、ケーキ屋さんです。これが最初にできた時は、その下町からぬ外観に、強く惹かれたのを覚えています。
名前も良いですよね。ムルソーといえば、フランスのノーベル受賞作家、アルベール・カミュの代表作、「異邦人」の主人公の名前です。この小説は、随分前、学生時代に読んだきりで、もう一度、読み返したいと思っている小説の1つです。
確か読んだときは、母が他界した後で、この主人公の行動を理解できなかった、という記憶があります。でも、父も他界した今、そして、この人生の折り返しをとうに過ぎた今、その無理解は、深い理解へと変わっているのだろうと思います。死刑を直前に控えたムルソーの、静謐ともいえる心の状態は、まだ到底理解できそうもありませんが、母親が死んだ後に彼がとった一連の行動は、簡単には否定できないでしょう。
ここまで書いてきて、本当に読み返す必要を感じています。



さて話題を変えて。

2年前の愛猫、アビです。
毎年夏に一時帰国するたびに撮る写真の1つです。

最近になって、ちょっと恐いことが起きました。
猫に因んだ話題なのです。
夜中の1時半ごろ、ふと、背後で物音がするので目を覚ましました。

父が他界後は、実家では、1階の居間の、畳の部屋で眠るようにしているのですが、目を覚まして、目の前の床の間に眠っていたアビも目を覚ましたらしく、じっと私の背後を見つめています。心なしか、瞳孔が開いているようでした。
恐る恐る寝ながら振り向いたら、

「キャ~!」

真っ黒い猫が、台所でむしゃむしゃ、アビのエサを食べていたのです!!

あまりのことで、身動きができなくなってしまった私は、心を落ち着かせるためにじっと呼吸を整えながら、黒猫の様子を凝視しました。猫は、あきらかに野良で、その動きの俊敏さ、少しの気配も見逃さない様子、そしてうっすらと汚れている体。顔つきも、ちょっとドスが効いている感じで怖いのです。私が見ていることを意識しながら用心深く食べ続けていましたが、わたしはふいをつかれたこともあって、愛想笑いをする始末。

無事、満足して食べ終わった黒猫は、なんと大胆にも寝そべるではないですか!
さすがの私もこれはいかん、と気をとり直し、起き上がろうとしたら、それで瞬時に、猫はいなくなりました。アビ用につくった、2階のベランダから入ってきたのです。

やっぱり、一度空き家にしたせいで、こんなことになったのだ、と思いました。

そして、話はそれで終わりませんでした。
なんと、次の日も、全く同じ時間に、その黒猫がやってきたのです。そして同じように、むしゃむしゃしていました。さも美味しそうに。。。

夫に話をしたら、「もう、完全になめられてるね(*^_^*)」と言われてしまいました。。

今日も来たら、さっさと追い払います。とにかく、虎ではなく、たかが猫なんですから。。

くだらない話を読んでいただきまして、
ありがとうございました。

台風にはくれぐれも気を付けましょう。






2014年8月6日水曜日

夜の東京駅


久しぶりに夜の街に、友達と繰り出しました。
かなりむしゃくしゃしている後だったので、友達の「会おうか?」の一言で外出を決意。
家を出る時は、あまりの暑さに、本気で引き返そうと思いましたが、ぐっとこらえて駅へと向かいました。
憂さ晴らしにおしゃべりを楽しんでいたら、あっという間に日が暮れていました。

写真は、東京駅前の、新丸ビルです。
東京駅周辺の、このところの、と言っても10年越しになりますが、大変化には目を見張るものがあります。こんな高層ビル、しかも夜の8時を過ぎても明るい窓が沢山あるビルを見ると、「あぁ、東京にいるんだな」と実感します。


こちらは丸善などが入っているオアゾというビルを背に撮ったものです。月を撮ろうと思って撮ったのですが、、、月と分からないぐらい、輪郭がぼやけていますね。

パリにも高層ビル群、ないわけではないですが、(例えばモンパルナスや、デファンス地区) 東京の圧倒的な数にはかなわないと思います。そういえば、13区のチャイナタウンの高層ビル群は、オフィスではなく、高層アパートですね。あれも圧巻と言えば圧巻ですが。



あっという間に夜、そしておしゃべりしすぎでお腹が減りました。
久しぶりに、地下街にある居酒屋風のお店で食事をすることにしました。
お店は中華。写真にある大きな棒餃子がうりで、8個入りを頼みました。その他にノンアルコールのビール。これは初体験でした。暑い夏の夜には、やっぱビールだよね、という感じで頼んだのですが、アルコールフリーなので、小瓶1瓶、飲み干してしまいました。
他には白ごま担担麺。担担麺は、4種類ぐらいありました。友だちはワンタンスープ。

周囲は会社が引けた後のサラリーマンで一杯。久しぶりに、大声で騒ぎ、笑って、憂さを晴らしている人たちに交じって食事をしました。「これぞ日本の風物詩!」という感じで、友達と2人、心行くまで楽しいひと時を過ごしました。

でも帰宅が11時近く。愛猫が、大人しく待っている姿を見て大反省。飼い主失格!と気を引き締めました。この子が生涯を全うするまで、できればそばにいてやりたいものだ、と心底思います。

外に出ると、暑いだけでなく、一度は嫌な目に合うな~、という現実もありますが、
なるべくそんな思いにとらわれず、人生楽しみたいと思っています。

皆様はどう思われますか?

2014年8月4日月曜日

暑いですね~


暑いですね~。
暑い、暑い、と過ごしているうちに時間が経ってしまいました。

日中の日差しの強さで、日が沈んでから外に出る生活をしていたので、写真を撮る機会も減っていました。恐ろしいというか、びっくりするのは、日が沈んだ後でも、あまり気温が下がらないことですね。子供の頃は、夕涼みといって、日が暮れた後の散歩が楽しかった記憶がありますが、今では夜も更けた頃にならないと、同じような感じは味わえません。特に都心部に住んでいる人間としてはそれを実感します。

ところで昨日、友人がこの暑い中、家に来てくれて、家の片づけの1つである着物と帯の整理を手伝ってくれました。
以前もご紹介しましたが、今回、写真に写っているのは、懐かしいタイプの着物です。
友人によると、このタイプの古い着物は、今では作っていないらしく、とても貴重で、マニアの間では高額で売れるそうです。
真ん中から左の3着のうち、オレンジ色の2着は、子供の頃の私の着物です。日本舞踊を習っていたので、お稽古着として来ていました。左の下にチラッと見えている紺色の一重は、今でも着られるので、パリに持って帰ろうと思っています。
右の2枚は母のもの。うっすらと、母が着ていたのを思い出します。年上の友人なので、喜んでもらっていただきました。


この着物は、紅型(びんがた)といって、沖縄特有のにぎやかな柄に似ています。
私の子供の頃の着物ですが、これは、バリ島に住んでいる、友達にお願いして、染色するか、そのまま、小物入れの生地として再生するか、ということになりました。
付き合いの長い、親しい友と、夜まであぁでもない、こうでもないと話をしながらの着物の整理は、とても心躍る、楽しいひと時でした。




ところでまた、お気に入りの野口鮮魚店のランチを紹介します。
もうこのブログでも何度か写真を載せてきましたが、やはり安くて美味しい!ということでのご紹介です。

この猛暑の中、新鮮な刺身を、冷房の効いた店内で食べる贅沢を味わいました。

店内には、有名人のサイン入り色紙が、いたるところに貼ってあります。
場所柄、お相撲さんが多いようですが、テレビタレントも、こんな所までわざわざ来るのか、とびっくりです。それほど、美味しいという評判なのですね。

皆様も、スカイツリーに行くついでに、寄ってみませんか?

店内では、良質のまぐろのぶつや、うに、海鮮類の刺身のほか、この日は静岡産のうなぎが、格安で売っていましたよ。

皆さんはどうのようにしてこの暑さ、しのいでいますか?
お互い、気を付けて過ごしましょうね!