とにかく墨田区の区役所や税務署通いをしているついでに、用事が終わると橋を渡って浅草寺をお参りしている。役所関係の用事は神経を使うので、それをほぐすのに丁度よい。
最近は、人力車のお兄さんたちの強引さが緩和されたみたいだし(実際、以前は強引過ぎるとクレームが多くあったらしい)、仲見世を歩いていると、いろんな国の言葉が聞こえて楽しいものだ。
今、日中韓の関係の悪化がまことしやかに報道されるが、少なくとも浅草では、みんな仲良く観光を楽しんでいる。意識して見ていると、「外人」とは言っても、白人系ではなく、中国人、韓国人がやっぱり多いみたいだ。
今日も無事、用事が済んだ、とお参りしてから、前回とは逆に、浅草寺の西側にある影向堂、薬師堂の方へと足を向けた。そこで見つけたのが写真の紅梅。「あ、咲いてる!」と思わずパチリ。
背後には、第二次大戦の終戦まじか、3月10日の東京大空襲で、ここら一帯も焼け野原になり、多くの人命が失われたことから、「浅草大平和塔」というものが建っている。二度とあの過ちをおかすまい、という、人々の強い願いが込められた塔となっている。
塔の手前には流水があり、流れ落ちたところの池には、たくさんの錦鯉が泳いでいた。お腹がすいているのか、じっと見ているだけでこの通り、寄ってきた。でもなぜ、池の底に人はコインを投げるのかなぁと不思議に思った。ふと、夫と行ったローマのトレビの泉を思い出した。後ろを向いて願掛けをしながらコインを投げる、あの風習。この風習って、世界共通のものなのか、とちょっと思った。それはともかく、あのトレビの泉の願掛けは効きますね。今までに2回、願掛けしたのですが、2回とも叶いました。夫とは、お礼参りとしてコインを投げたものです。
日本列島は、例年にない寒さで震え上がっている感じですね。東京も、また土曜日には雪が降るとか。でも冬は寒いのが当たり前。この寒さと、晴れた時の日本の青空。存分に堪能しています。
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