先日、日本からのお客様をお迎えするのに、マレ地区に行って来ました。
宿泊されていたホテルは、マレ地区からほど近い、レ・アールだったので、歩いて行きました。
ご覧の通りの晴天で、早朝のパリは、人気も少なく、空気も心なしか澄んでいるようでした。
マレ地区は、通称ユダヤ人街とも呼ばれ、休日でもこの地区だけは営業していることが少なくありません。それは、フランスの暦は、カトリックを基準としていますが、ここだけはユダヤ教を基本としているためです。この日もフランスは、「主の昇天」でお休みでしたが、マレ地区は人でごった返していました。もちろん、ほとんどのお店も営業していました。
こんな写真を載せていいのか、ちょっとビクビクものですが、
注意される前に撮ったものなので、希少価値からいって載せてみます。
ここは、マレ地区にある、ユダヤ人美術館前です。
手前にはもう一人の銃をもった人がいて、いつも3人で見張りをとるのが原則だそうです。
さすが警備が厳重ですね、中に入ってからも、一人ずつ厳密に手荷物検査を受けました。
日本人はわれわれ4人だけ。来ている人たちも、ほとんど全員がユダヤ人でした。(フランス人は滅多に来ないそうです) でもユダヤ人の人たちは本当に親切ですね。われわれが日本人だからなのか、館内にいても、その親切ぶりをひしひしと感じました。
こちらは rue des Rosiers (ロジエ通り)。
写真だと人が少なめに思われるかもしれませんが、いえいえ、通り抜けるのが大変なぐらい大勢でした。
この通りの先の角には、
以前、銃撃戦が行われたときの弾の後が壁に残っていて、その説明が看板になっている店があります。負の歴史、受けた被害の歴史をしっかり残すところがパリですね。
とにかくいいお天気でした。
パリは、どこを歩いていても楽しいですが、
このように晴天で、太陽がさんさんと照っていると、本当に嬉しいですね。木々も青々としているし、花もここぞ、とばかりにあちらこちらで咲き誇っていました。
こちらは、昨年改築オープンしたピカソ美術館です。長年の工事を終えて、広々とした空間となりました。
先ほどのユダヤ人美術館では許されなかった写真ですが、
ここでは自由に撮れました。
わたしは、美術館では、作品と同時に、人々のことも観察します。
人々がどんな服装をして美術館にくるのか、すごく興味があるのです。夫にも、美術館に行くときは、とくに「おしゃれしてね」と言われます。
最後に、やはり食事の場面を載せたいと思います。
ここはユダヤ人街にある人気店の一つです。
お昼に入って、ユダヤ人が食べる、特有の料理、Falafel (ファラフェル)を注文しました。
ユダヤ人は、肉、とくに豚肉は食べませんから、ほとんどの料理がベジタリヤンなのですが、この一皿もそうです。お皿の中央にある揚げ物は、Pois chiches といって、ひよこ豆を潰したものを丸めて揚げたものです。そのほか、フムスや玉ねぎの酢の物、ナスのトマト煮など、横にあるピタパンに入れたり付けたりして食します。とってもヘルシーなのですが、お腹一杯になります。
食後のコーヒーをゆっくり味わってから外に出てみると、すごい行列。早めに入って正解でした。
今回は、マレ地区のごく一部をご紹介しました。
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