2015年3月16日月曜日
春! 友人宅にて 2
福島市でも、春の訪れを感じるこの頃となりました。
週末、兄と過ごした様子をお伝えします。
ここは阿武隈川。
兄の住むアパートから車で5、6分のところに流れています。
阿武隈川と聞いて、子供の頃社会科で習ったな、とか、国語の時間に出てきたな、ぐらいの知識しかありません。東北地方でも、北上川に次ぐ一級河川だそうです。
「ナポリタン(スパゲッティの)が美味しい店」というキャッチフレーズにひかれて入ったイタリアンレストランで、ランチを済ませた後に撮った写真です。
左手には弁天橋があります。
なんとなく、春の訪れを感じるような、まだ気温は低めでも、暖かい日差しの中、兄と愉しんだ風景です。ちょっと影絵のような風景だと思いませんか?
さて兄とのアパート暮らしが再開しました。
何をしようか? と思い悩みましたが、やはり「ここを部屋らしく、快適な空間にしよう!」と思い至りました。片づけって、本来苦手ですが、片付いていない部屋にいるのはもっと嫌なので、やるしかありません。そして編み物。。課題作品は早く仕上げたいですね。
そして前回ご紹介した友人宅での、夕食編です。
この日のメニューは、一汁三菜そのもの、
青菜のじゃ子和え、山芋のざく切り海苔和え、切り干し大根と人参、椎茸の煮物、
メインは赤鯛と鮭、そして漬物類。(右の写真)
締めに飛び切り美味しい白いご飯とお吸い物でした。
テーブル中央に置かれた徳利には、
これまた一級品の日本酒が入っていました。
このお酒は、次の晩にも出され、
お酒の苦手な私も、お猪口に1杯は軽く飲めたほど
質の良い、美味しいお酒でした。
この頃、自分は本当にお酒に弱いのか?と考えてしまうほど、
特に美味しいお酒を飲むときに思います。
ワインでも高級品をいただいていると結構飲める自分がいて驚きます。
この日の夜は、手作りのハンバーグ、久しぶりでした。
フランスでは、ひき肉は牛のみで、
すでに楕円形にされて売られています。
そこに味付けがすでにしてあったりもするので、
中々、日本風のハンバーグを作るのに苦労します。
ブリもフランスでは食べられない魚。感涙ものでした。
更に別の晩。
右は伝統的なきんぴらごぼうと、
豚肉の炒め物。
友人曰く、「子供が小さい時、良く作ったものよ」と。
「簡単なの、豚肉と玉ねぎを炒め合わせるだけ」。
でも豚肉はとても質の良い、炒めても柔らかいまま、
玉ねぎも有機野菜のものでした。
調味料までは聞かなかったのが残念ですが、
素材が良いので
基本の塩・こしょうぐらいだったのではないでしょうか。
添えられた赤・青ピーマンの炒め物も最高でした。
こちらが、夫が日本滞在での最後の晩餐です。
当初は夫がかき揚げを担当する予定だったのが、連日の疲れと、翌日パリへの出発への荷造りとで不可能となり、今まで通り、友人に作っていただきました。
手前から、キノコ、グリーンアスパラ、玉ねぎと小エビのかき揚げ、ピーマン、ジャガイモの五種類の野菜の天ぷらです。別皿の四種の漬物は、友人の京都のお友達が私たち夫婦のために郵送してくださったもの。さすが漬物の京都。美味しくて、ばりばり戴きました。
豆腐は奥様に頼まれて、「ちょっと高め」の、デパ地下で買い求めたもの。豆の味が濃いお豆腐でした。そして淡いピンクのワインボトルは、某社の「桜ワイン」。写真では分かりづらいですが、瓶の底には2つの桜の花が舞っていました。通常のワインの半分ほどのアルコール分だったせいもあり、グラスに2杯ほど飲んでしまいました。甘くておいしかったです。
2月の末から10日余り、
この友人宅にすっかりお世話になりました。
食を通してのコミュニケーションは、体に良いだけでなく、心にも豊かさと温かさを運んでくれる、と、この滞在中に確信しました。
「森のイスキア」の佐藤初女さんのおむすびを食べて、自殺を思いとどまった青年がいたこと。時々思い出します。彼は、お土産にと差し出されたおむすびの包みを列車の中で開いた時に、おむすびが乾燥しないようにとタオルに包まれていたことに感動したと言います。その何気ない、でも本当に心のこもった心遣いが、人を動かすのだな、と思います。その精神が生き生きと生かされていた、この友人宅での滞在でした。
友人にならって、私も手作りをし続けよう、と決意した次第です。
彼女の、にこやかに台所に立って料理を作り続けていた姿が、目に焼き付いています。
(料理の説明で、間違っていたり、不十分、不明瞭なところはご勘弁!)
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