2013年9月20日金曜日

薔薇色の薔薇


また花束かと思わないでくださいね。11日の結婚記念日に買ったブーケが、かなり長持ちしていて、それに昨日買ったバラを付け加えました。たまに、道端で、日本でいうところのリヤカーを小さくしたような手押し車に、お花をぎっしり積んで売っている人がいます。昨日も、そんなおじさんがいて、見ると、まさに私好みの薔薇色のバラが売られていたので、思わず買ってしまいました。
7本で5ユーロ。ところがエピソードがありました。
私を見ておじさん曰く、「中国じゃ、8という数字は縁起が良いんだろ?Huite, ça porte boheur en Chine, hein ?」とニコニコ顔。まぁ私は日本人だけど、日本でだって、8はおめでたい数字。「そうですね、よく知ってますね~」と驚いてみせたら(でもそんなこと知ってるなんて、驚きですよね)、7本を8本にしてくれました。ラッキー!!
私もにこにこ顔で帰宅しました。


このパン屋は、9区の、Notre-Dame de Lorette(教会)の横手にあります。なので私たちにはあまり馴染みのある地区ではありませんが、たまに通りがかると買っています。味も、マクロビオティックを採用しているだけあって、素朴で滋味豊かな感じ。外観負けしていないところが気に入っています。
さて余談ですが、、
こういった、お店の人とのやり取りが、私の生活で大きな部分を占めている面があります。今では全く臆せずできるようになりましたが、でもたまに「あれ?」ということはあります。「こんなんで良いの?」と、気づいて首をかしげるのは、もう過ぎ去った後。こんな時に、大分後になってから、「あぁ言えば良かった」「こう言えば良かった」と地団太を踏むわけですが、冷静になってみると、よくよく自分は日本人だぁと痛感します。言われたら言われっ放し。まぁそんな経験を繰り返すことで、フランス語にも磨き(?)がかかってくるわけですが。。 
パリに長い年輩のツワモノ共は、やられたらやりかえす、を信条にしている人が多いですね。なぜなら、言わないと何にもわからない文化だから。言葉に出すことで初めて、相手も気づくし、納得することは稀にしても(笑)、何かの発展は望めるわけです。そんな人たちの勇敢な(?!)エピソードを聞くにつれ、やっぱり海外で暮らすのは容易じゃない、と思いますね。。

なので、ブログでは、なるべく「楽しい」話題を提供したいと思っています。


普段はともかく、たま~に食べたくなるのがインスタントラーメン。パリでも簡単に手に入ります。「簡単に」とは言っても、普通のスーパーではあまり売られていません。「あまり」というのは、フランス国内で、日本製の食品をつくっている場合もあるので、そういった、Made in Japan ではないけど、「もどき」のようなものは普通のスーパーでも手に入るようになりました。
写真の「親方ラーメン」は、これは日系か、中国・韓国の食品店じゃないと手に入りません。このラーメンが特に美味しいというわけではないのですが、今まで純日本製のラーメンといえば、日清の「出前一丁」だけだったのです。しかも、日本では売られていない味が何種類もあります。
この「親方ラーメン」は、そんな独占的な市場に、ここ数年、殴り込みをかけているというか、新規開拓でがんばっています。だからと言って、別に味の素のまわし者ではないですが、このラーメンをパリの家でつくっていると、郷愁といいますか、遠い日本が懐かしく思い出されます。。

因みに、写真上にちらっと写っているみかんは、日本製ではなく、スペイン製です。日本のみかんに良く似ていて、むきやすくて美味しいのです。スペインの友だちは、このみかんに誇りをもっています(笑)。



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