ちょっとこの写真を載せるのはためらわれたのですが、
夫に内緒で買った、結婚記念日のお祝い兼、明日、長きにわたったローマでの仕事を終えて、ようやくパリに帰還(!)するウエルカムフラワーです。(枯れないうちに撮っておきたかった、というのもあります。)
この花は、ナシオン広場にほど近い、日本女性が切り盛りをしている花屋さんで買いました。
お花が欲しい時はいつもここで買うようにしています。今回は秋らしく、シックな色合いの花束をつくってくれました。
この9月11日を、教会での結婚式の日に決めたのは、元々は、夫の誕生日に一番近い日曜日、ということで選んだのですが、あのアメリカでの同時多発テロの日でもあり、そのことで丁度空きがあったということもあります。マンハッタンの超高層ビル群の一つである世界貿易センタービルに航空機が激突でしてから、その年はちょうど3年の月日が流れていましたが、人々の記憶はまだ生々しく、パリでの結婚式とはいえ、人々はその日を敬遠したと思われます。ですが私たちは敢えてその日を選びました。この日の記憶が、少しでも人々に許しと和解の機会となりますようにと願ったのを覚えています。
丸13年。結婚生活としてはまだまだ初年兵ですが、13年という年月は、決して短くないと思います。振り返ればあっという間ですが、「ここまで来れた」という感慨があります。
ところで今、時間的にはかなり早いのですが、夕食のためのご飯を炊いています。
私の大好きな作家の田辺聖子さんの、「ラーメン煮えたもご存じない」というエッセイを思い出すのですが、気長に煮物などをしながら何かを書くというのも、西日が長く差し込むようになってきたこの頃としてはピッタリな感じがして、自己満足に浸っています。
写真はご存知、Pain aux raisins 、レーズンパンですが、大好きな菓子パンの一つです。
Pain au chocolat (チョコレートパン)や、Chausson aux pommes (半月型アップルパイ)など他にも色々ありますが、みんな好きですね。日本にもあるPAUL というパン屋の Anglaise aux abricots という四角いアプリコットパイも甘酸っぱくて大好きです。
写真は、magret de canard ( à point ) à la sauce de framboise、つまり鴨肉のささ身(中程度の焼き具合)のフランボワーズソースがけ、です。付け合せは生のサラダ(ほうれん草とロケット、トマト)とじゃがいものフライがたくさん。
この時は日本から来た友達が、「本物のフランス料理が食べたい~!」(本当は、「ほんまもんのフレンチが食いて~~!」と叫んでいたのですが) という声に応えて入ったレストランでした。
店名は出しませんが、オデオンの界隈です。とにかくボリュームがあって美味でした。因みに前菜はエスカルゴ。エスカルゴ専用の食器をつかって食べるのに格闘しましたが、その甲斐あってやはり美味しかったです。
食欲の秋とはよく言ったもので、(そう、もうパリは日差しはあるものの、すっかり涼しくなっています) このところ食欲が増しているように感じます。
夫が、イタリアに2ヶ月いて、さすがに日本食が食べたいと言っているので、ラーメンでも食べに行きましょうか。
その前に、明日の夜、無事にドゴール空港に降り立つことを願いつつ。。
炊けたご飯を食べることにします。
近いうちに、質のいい小豆を買って、あんこ作りをしようと思います。
皆様も、これから年末にむけて(ちょっと気が早いですが)太らないように気をつけましょうね!
では良い一日をお過ごしください。
パリに住む人々は、 Bonne soirée !!
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