先日訪れた、パリの5区にある植物園の桜です。ネット上で、ここの日本の桜が満開と知り、急いで夫と訪れました。ここには様々な植物、そして動物園までありますが、春のこの時期になると、決まってこの日本の桜が名物となります。パリ市内、および郊外にも日本の桜の名所はありますが、ここの桜はなぜか、一番日本の桜と近く(樹形や花の咲き方など)、見ていて日本を思い起こすことができます。ただ、こうして少し離れて見ると、花の付き方が日本に植わっている桜よりも過多な気がしますね、こんなには花を付けないのではないでしょうか。色も、こんな白いのは日本ではあまり見られないのでは?ともあれ、日本で味わえなかった花見を、ここで堪能しました。
こちらはピンク。白に比べてやや盛りを過ぎた感じでした。
日差しがあまりにも強いせいで、逆光がきつく感じられますね。
こちらも日本の桜で、里桜の一種、「寒山」だそうです。
やはりやや、色目が日本のものよりは濃い感じがします。
これは植物園の正面から入っての全景です。(もちろん、園全体は撮り切れませんが)
両側に桜が植わっている様子を撮ってみました。
とにかくパリにもどってから一週間、連日の晴天と気温の高さに驚いています。3月から4月にかけて、パリも陽気は良くなるとはいえ、これは例外的なことだと思います。
こちらはこの園で最も樹齢の古い木で、やはり日本の桜(白色)です。
あまりに枝が伸びすぎて重くなったために、地面に枝が届いてしまっています。日本ですと、こうなる前に整枝するか持ち上げるように支えるかするのでしょうが、ここはフランス。あくまで自然体にするのが美しいとされているようです。 でも枝の先、隅々まで花が付いて咲いている様子は圧巻です。こちらも盛りが過ぎていたので今ひとつ分かりにくいですが、何年か前に満開の様子を見た時は、それはもう、見事でした。 上の写真は、なんと木の枝のない所から内部へと入った様子で、内側から外側を眺めた様子です。ちゃんと座れるような止まり木があって、他にもそこで休んで寛いでいる人がいました。花全体に包まれるようにしてしばし時を過ごす贅沢を味わいました。
この他にもたくさんの春の花木や直物が春爛漫を告げていましたが、今回は日本の桜に特化してお知らせしました。日本、特に東京の桜の満開も近いと聞いています。どこもかしこも、北半球は春ですね。明日からカトリックセンターとしてルルド巡礼に行きます。楽しみです。
追伸: カトリックセンターで長きにわたりお花の教室を担当されていた田中万理子さんがお亡くなりになりました。この春爛漫の美しい季節に、まるで桜が散るように逝かれた万理子さん。心からの感謝とご冥福を祈ります。天国であの明るい微笑みで休んでいるお姿を想像しながら。。
0 件のコメント:
コメントを投稿