2017年1月16日月曜日

寒波


寒い日々が続いています。
毎日小雨が降り、時折雪交じりのみぞれとなっています。
最高気温が3度、最低気温は氷点下となっています。
日本も太平洋側に寒波の影響で降雪となったようですね。
寒さによる体調管理に、充分気をつけたいと思います。

さて、写真は我が家にある唯一(?)のぬいぐるみです。
実は可愛いもの好きなのですが、それでもぬいぐるみを持つ趣味は若い頃からなかったのですが、この厳しいフランス社会の中で生きるようになってから欲しくなりました。見て心が和むものに囲まれて暮らしたい、と思うようになりました。

この子たちは、私と夫、そして以前パリに暮らしていた年下のピアニストの子の身代わりです。
これを見て彼女のことや、それにまつわる思い出を懐かしんでいます。
自分たちに子供が出来なかったので、せめてもの慰みですね。


さて、昨日はカトリックセンターにて、
新年最初の日本語ミサと新年会が催されました。

ミサの後、恒例の皆さん持ち寄りの手料理で歓談しました。
写真右の三つ葉を巻いたお稲荷さんは、私が作りました。
稲荷寿司は、前の晩に作っておけるので便利です。
ちゃんとお揚げさんを煮含めるところから手作りしました。

三つ葉は、日本食品店で手に入れたのですが(そこ以外、パリではどこも売っていません)、参考までに値段をお教えしますが、純日本産(産地は大分でした)で一袋7ユーロ弱。日本円にすると900円強となります。一束の値段です。あまりの高さに買うのをためらいましたが、新年会、年に一度ぐらいは、と思い直しての購入でした。
こうして、何かものを買うのに(特に日本のもの)円に換算して買うくせがありますが、
年配のフランス人も、以前のフランに換算して購入するかどうかを決めると聞いたことがあります。
1ユーロ6フランぐらいでしょうか、日本の120円よりはずっとマシですが。



さて、昨日は食事の後、百人一首をやりました。
いまどき日本でも珍しくなったカルタ取りですが、ここパリでは日本の風習を懐かしんであちこちで開催した模様です。こちらで育っている日本人の子供たちの日本語の勉強にもなりますし、逆に日本語を勉強しているフランス人にとっても日本語に触れる良い機会となります。
久しぶりにやって、みんな熱く盛り上がりました。

このカルタ取りの前には日本の歌を3曲歌いました。
「1月1日」、「朧月夜」、そして恒例の「ふるさと」。
「ふるさと」は、特に年配の人たちにとっては、胸の熱くなる思いがあります。
今でこそ日本とフランスの往復は身近なものとなっていますが、30年、40年前にフランスに来た人々は、故郷である日本が懐かしく、「錦を飾る」という言葉がまだはっきりと意識されていた時代でした。でも今となっても、フランスにいる日本人は、今でも、大なり小なり、そうした思いがあると思います。ちょうど、日本国内でも、地方から東京に来るときは、似たような想いを抱えて状況するのではないでしょうか。「ふるさとは、遠くにありて思うもの」。日本に帰っても恥じない心意気でフランスで暮らしていきたいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿