2016年6月9日木曜日
料理三昧 Les plats préférés
先月末から続いていた悪天候が、今週明けぐらいから徐々に回復し、この時期らしい天気になってきました。特に昨日、今日と晴天が続き、気温も午後は20度を超えるようになっています。水害で運行を休んでいた郊外線も、明日から再開の見通し。「6月は、こうでなくっちゃ!」という日差しが輝き、今まで部屋にこもりがちだった人々も、外の公園のベンチでおしゃべりを楽しんでいます。 Les intempéries qui continuaient depuis la fin du mois dernier se sont améliorées à partir de cette semaine et le temps est devenu petit à petit normal en tant que le mois de juin. Il fait surtout beau temps hier et aujourd'hui, la température est plus de vingt degrès dans l'après-midi.
でもこっちの人は、本当に外で過ごすのが好きですよね。気候が違うとはいえ、本当によく飽きずに外で過ごすことを好みます。私はともすると家に引きこもる傾向があるのですが、パリに暮らしていると、確かに「外に出ないともったいない」と思うようになります。特にこの季節はそうですね。
さて、件名にあるように、この頃、きちんとお料理をするようになりました。と書くと「?」という向きもあるかと思いますが、パリに戻ってから今まで、なんやかんやで食事、とくに夕食を作ることができず、夫任せ、あるいは抜き、ということでやり過ごしてきたのです。
ここにきてようやく、毎日当たり前のように作ることができるようになりました。主婦なら当然なんでしょうけれど。
上の写真は、骨付き肉のビール煮です。
ご存知の方も多いと思いますが、フランスでは鶏肉というと、まず骨付きが当たり前で、普通に丸ごと売っています。唯一骨がついていないのが、ささみの部分。でもこれはほとんど買いません。一度買って、ぱさつきが気になって美味しくなかったからです。
レシピはいちいち書きませんが、マッシュルームとパセリは、日本より手ごろな価格と分量が手に入ります。 例えば真っ白で大きなマッシュルームが、250グラムで0,99ユーロ。普通、日本人が二人分の料理を作るのには充分すぎる量です。パセリも、大げさでなく、小さなブーケぐらいの束が、1ユーロしません。その他、ソースにはトマト1個分のみじん切りも入れました。もちろん、ご飯はバターライスです。
こちらは、翌日、上記の料理で余った鶏とマッシュルームをつかって、しょうが入りご飯を作りました。
炊飯器に、チキンブイヨンとしょうゆ、酒で味付けしたお米に、しょうがをたっぷりすって入れ、混ぜ、その上に塩・こしょうで馴染ませた骨付き鶏肉をのせ、バターを落として炊いたもの。
マッシュルームは、そのまま生でかじります。(それが美味しいんですよ、新鮮で)
お吸い物は日本から持ってきた市販のものにしました。
こちらはデザートのベイクドチーズケーキです。明日、お客様をご招待していて、その時にお出しする予定のもので、練習用に作りました。
レシピは、大好きな NHKの料理ビギナーズ(昨年の4月号)に出ていた、坂田阿希子さんのもので、初挑戦。その後に続けて、さくらんぼのクラフティーも作ったんですが、それに比べると、このチーズケーキの方が、味が上品で、お客様に出すにはピッタリでした。クリームチーズの他に、サワークリームと生クリームを同量入れるのがポイントで、たっぷりのバニラビーンズがおしゃれなアクセントになっています。濃い目のコーヒーによく合う、濃厚でしっとりとしたチーズケーキです。坂田さん自身も、「昔よく通った喫茶店のチーズケーキに感化されたレシピ」ということで、どこか懐かしい味ですね。私は学生時代に通った、赤坂の某有名店の味に似ていると思います。
そういえば、小さい頃、同級生の友だちと一緒に、「フランスに行ってケーキを習ってケーキ屋さんになる!」というのが夢だったなぁと思い出しました。ケーキ屋さんにこそなっていませんし、習ってもいませんが、パリでケーキを焼いていることを思うと、夢は叶っているようなもの、と思ってしまいます。以前も書いたと思いますが、どうせ習うなら、お菓子じゃなくて、料理の方かな、と今では思いますが。
さぁ、明日が終わったら、大好きなこんまりさんの本に則って、本格的な断捨離をしようと決意している私です。もちろん、明日は、敬愛する方々をお招きする日なので、明日も楽しみです。
では皆様も、良い週末を!
Bon week-end !
(すみません、やはりフランス語は後回しですね。面倒くさい、と思ってしまいます、すみません!)
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