2015年11月4日水曜日

秋晴れ そして動物を飼うことについて


確実に気温が下がって、秋の深まりを感じるこの頃ですが、この季節に特有の、素晴らしい青空が続いています。秋晴れ、本当に空の透明感が美しく、空が高く感じます。
福島は、朝の空気はもう、白い息が出るほどの寒さですが、
日が高くなるにつれ、その空気のひんやり感がほんのちょっと緩んでくると、良い匂いが漂います。
やはり周りに山があるせいでしょうか、空気に自然の香りが混じっています。

この蜜柑の木は、7階の窓からも良く見える一本の大木です。
ちょっと葉が枯れかかっていますが、この様な姿になっても実らせておくのは、食べられない蜜柑なのかもしれません。それとも、もっと先になって、自然に落ちるのを待っているのでしょうか。
どっちにしても美味しそうに、たわわに実っています。

蜜柑といえば炬燵!?ですが、
新しく届いた炬燵の生活を楽しんでいます。
やっぱり炬燵っていいですよね~。
猫も最低温度にしておくと、ずっといつまでも中で寝転んでいます。



先日、外でひどい叫び声のようなものが響き渡ったので聞き耳を立てていると、
赤ちゃんの泣き声かと思ったそれは、猫同士の激しい喧嘩の声でした。
もう日がとっぷりと暮れた、寒い夜。
そんな中で猫同士が喧嘩している声を聞いていると、本当に胸が痛みました。
うちのアビはなんて幸せな猫なんだろう、と。
外で叫んでいる猫をもってくる訳にも行かないのだから、せいぜい、うちの猫を可愛がってやろう、という気持ちになりました。

それにしても猫好きですが、
でも前々から思っていたこと。
犬好きの人って、猫のことを嫌いか、蔑んでいないかな、と。まるで犬の方が上等みたいに。

この間テレビで、子供たちが公園の砂場で遊ぶ危険とか、衛生面での問題を取り上げていたときに、「確かに猫の糞がありますからね~」と某アナウンサーがのたまった。
「確かに」、野良猫の糞がある可能性は充分にある。でも、でもですね、犬だって糞するでしょう?
野良犬は、猫に比べて数が少ないし、飼い主が糞を始末しているから、ということも分かりますが、
猫好きの私としては、「犬猫の糞」(この犬が最初、というのも気に食わないが)、と言って欲しかった。
以前、またテレビで、ご自慢の犬を抱いていた主婦が、「猫って臭いでしょ?」とのたまった場面にも出くわした。怒り心頭。「なんで、猫だけが臭いんだ?猫が臭いなら犬も臭いだろ?」と。
それに、少なくともうちの猫は、全く臭くない。かえって良い匂いがするぐらいです。

とにかく、犬を飼っている人は、なんか猫を飼っている人よりプライドが高いと感じるのは、私の僻みでしょうか? 私は別に犬は嫌いではないし、そもそも、あらゆる動物は好きである。でも、犬を飼っている人の様子を見るにつけ、「犬だけは飼わないようにしよう」と思うのです。

長くなって申し訳ないですが、
そもそも犬って、健気すぎませんか?あまりに人間の顔色を見るので、なんか痛々しいというか。
感覚としては、人間とほとんど違わない感情や知能を持っているのではないのでしょうか。
猫もそうですが、一度飼ったら、人間の子供と同様に、本当に大事にしないと、と思います。
いかなる事情があっても、一度買い始めた犬猫は、最後まで面倒を見るべきだ、と思います。
以前やはりテレビで、飼い犬だった犬たちが、捨てられて野生化したのを囚われて吼え続けている姿を見て、本当に胸が痛みました。あんな思いを、いくら訳があったとしてもあんな風にならせてはならない、これは責任と自覚の問題だ、と強く思いました。
動物を飼うなら最後まで看取る、それぐらいの覚悟がなくては、飼う資格はない、と思います。


マンションの階下で咲いていた、見事な黄色の菊。
フランスは今、Toussaints のバカンス中でしょうか。
改めて、この世を旅立った人たちへの思いを強くしました。

 








 

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