Le jour de la victoire au quartier chinois 優勝が決まった日の中華街 |
ところが昨日は数時間後に決勝戦ということで外や周囲が騒がしく、集中するのが大変でした。でもカトリックセンターに結婚講座を受けに来るカップルは、大抵まじめながらとても陽気で、こちらとしても彼らの末永き幸せを祈らずにはおれません。
優勝してから1日しか経ってはいないとはいえ、既に食傷気味になっていますが、でも改めて捉え直してみると、素直に「優勝おめでとう ! 」と言える自分がいます。
実は上記した結婚講座が終わってから、あと1時間で決勝戦という頃(大体午後の4時ごろ)に、私たち夫婦は「お腹が空いた」ので、13区の中華街に行くことにしました。お腹がすいたら中華、というのが私たちの間ではほとんど合言葉になっています。それは中華料理が日本食に近く、美味しくて安くてお腹いっぱいになるからです。
ところでその中華料理店に入って食事をし始める頃には試合が始まっていて、そのお店でも大型スクリーンで試合を映し出していました。ところがそのお店では、店員以外は我々のみ。途中から入店して来たフランス人の叔父さんも、「全く興味なし」という風にしてスクリーンには背を向ける形で着席しました。
そこでとても興味深かったのは、そのベトナム人の店員たち(中華料理店でも店員はベトナム人の場合があります)が、フランスに得点が入るたびに飛び上がって大歓声を挙げていたことです。こちらとしては、その無邪気さにとても考えさせられました。フランスの旧植民地として何の屈託もないのか... でもじきににそれも浅薄な考えと悟りました。彼らは決してナイーブではない。フランスにおいて商売をしている以上の、感謝と敬意もあるし、したたかさもあるのです。
Place de la Nation, près de chez nous 家の近所のナシオン広場にて |
暴力は論外ですが、徹底的に楽しむ姿には学ぶべきものがある、と思った次第です。
Vive la France ! フランス万歳 !