2019年4月30日火曜日

平成最後の日  Le dernier jour de " Heisei "

近所の植え込みが花盛り

今日は平成最後の日として、テレビでは特番が組まれ、上を下への大騒ぎ、という感じですね。私も御多分に洩れずこうしてブログを書いているわけですが、「平成」とは皆様にとって、どんな年月だったのでしょうか。

平成は、30年余りの年月でしたが、時の流れから言えば、決して短くない年月です。
生まれたばかりの赤ん坊が、30歳になるのですから、人間の歩みの中では短くない。

私にとっての平成は、激動の時代でした。ちょうど真ん中の年である平成15年に結婚してパリに住むようになったことが一番の変化だったと思います。
その前の15年間は、母亡き後、父との闘いの毎日でした。
しかし今や、全てが過ぎ去り、こうして腰を据えて日本で暮らせるのも、亡き父のお蔭と思っています。

皆様はどんな平成を生き抜いてこられたのでしょうか。

面白いのは、パリにいる夫の反応。「パリにいたら平成も令和も関係ないよ。元号じゃなくて、西暦で生きてるからね。」
所変われば同じ日本人でも全く違う反応が。でも案外、大騒ぎしてるのは、マスコミと一部の日本人だけだったりして ??

そんな夫は今日から信徒の皆さんとルルドへ巡礼に旅立ちました。
ルルドは南仏とはいえ、朝晩の冷え込みがあるので薄着は出来ません。ユニクロの防寒着をしっかり着込んでの出発です。元号なんて、どこ吹く風、です。 


さて、そうは言っても日本にいる身。令和とやらの名のつく新しい時代は、一体どんな時代になるのでしょうか ? そして皇太子様が天皇となられ、皇室はどのように変わっていくのでしょうか ?
この元号が馴染む頃には、パリに戻れているといいのですが...

肩が痛いのでこれで。

ちょっと前に満開だった、大好きな牡丹






2019年4月5日金曜日

春爛漫  C'est le printemps !!

新宿御苑 Jardin impérial de Shinjuku
また久しぶりの投稿となりました。
時の経つのは早いもので、前回の投稿からふた月以上が経ちました。
その間、ようやく精密検査の結果も出て、パーキンソン症状と診断されました。ここ数年にわたる、左半身の不自由の理由がやっとわかり、そういう意味ではやれやれですが、パーキンソンという診断には、少なからずショックを受けました。

パーキンソン病は、難病指定をされていますが、医学の進歩ゆえに昔に比べるとかなり改善されることがわかっています。基本的には薬物治療なのですが、それに運動療法をプラスすることにより、進行を遅らせることができるそうです。

そんなこんなで、ブログの更新がままならなくなっています。


人生も、50年を過ぎると、いろいろな不具合が出てくるものですね。
同年代の友人達には、自分だけではない、と勇気づけられています。
そしてこうなってみて初めて、「ゆるし」とは何か ? 「ゆるされなくてはならないのは自分の方だったのではないか ?」という思いに突き動かされています。

フロイトの『夢分析』、読むのを再開しました。
正直、本を手に持って読むことが困難な状態ではありますが、限られた能力の範囲での工夫ということも考えるようになりました。



写真は、桜の満開が告げられてからすぐの、花曇りの日でしたが、信仰を同じくする友人との語らいは楽しく、暗くなりがちな心を慰めてくれました。
病気に負けず、そして希望をもって生きてゆきたいと思っています。
皆様もどうぞ、心身ともにお元気でお過ごしください。