2018年10月21日日曜日

なかなか終わらない夏  encore les jours estivaux !

Cours de Vincennes, près de la Nation ナシオン広場に面したヴァンセンヌ大通り

10月も半ばを過ぎたというのに、日中はまだ夏のような日差しが輝やいています。
最高気温が20度を切っているはずなのに、汗びっしょり、体感温度はもっと高い気がします。

写真も、夏の名残をとどめた夕闇ですが、人々の軽装からもそれが偲ばれます。
左手にある移動式メリードーランド(le manège)も、この季節最後の風物詩として物悲しい雰囲気です。昔から、日が暮れてからの電灯には、郷愁を誘うものがあると感じています。
まだ来週もこの陽気、続きそうですね。

とはいえ、食欲の秋、実りの秋ということで、スーパーの店頭には木ノ実類や、果物ではぶどうと林檎が山積みになっています。今年は夏のような陽気が続いているので、なんだかそれらが売られているのを見ると少し不思議な感じもします。ぶどうはキロ単位で、スーパー専用の紙袋に一杯買って楽しみます。


写真は今朝作ったおはぎ。亡き母が、子供の頃秋のお彼岸によく作ってくれたのを思い出しながら作りました。母は餡子を煮るのが得意で、砂糖を入れて煮詰める段階では、黒々とした照りが出るように、根気よくこねていたのを覚えています。こぶしほどある大きなおはぎを、嬉々として近所に配っていました。

繰り返し書いてしまいますが、左の足と肩が痛むせいか、普通に日常生活をしていても疲れてしまいます。翻訳の仕事が終わってホッとしていますが、なんとか、以前のような体調に戻したいところです。何かいい方法、ないでしょうか ?
皆さんも体調管理には、くれぐれもお気をつけください。





2018年10月2日火曜日

栗と編み物  Des chataignes et le tricot


夏の終わりごろから、ようやく「運動療法士( kinésithérapeute)」の元に通い始めました。ここでも何度も触れている、左の脚と腕を治療するためです。
わりと身体を動かすのは苦ではないとはいえ、家では椅子に座っていることが多く、プロの手を借りて、強制的に自分に運動を課す必要がありました。そのお蔭もあって、少しずつ筋肉が復活し、痛みも和らいできたように思います。ですが今まで2年以上放っておいたつけで、疲れが出たせいか、また顔にヘルペスが大きく出てしまいました。まだ家で静養の必要がありそうです。

写真は、家の近所の八百屋さんで買った、今が旬の栗です。去年は不作だったので買った覚えがなく、今年は店頭に大粒が並んでいたので思わず買いました。大体500グラムで6ユーロちょっとでした。キロ、円にしておよそ1,500円弱ぐらいでしょうか。安くはないですが、今しか食べられないので思い切って買いました。
一晩、たっぷりの水に浸けておいた栗を、翌朝剝いて、栗ご飯にしました。500グラムの栗は、一回では食べきれないので、二回に分けました。栗を一晩水に浸けると、俄然皮が剥きやすくなります。時間がない場合は、10分ほど茹でるといいみたいです。
味付けは塩とお酒のみ。ほんのり秋の香りが楽しめます。


腕が痛い、痛い(こうしてキーボードを打つだけでも肩甲骨の辺りが痛みます)と言いながら、少しずつ、今年夫に被らせようと思っている帽子を編んでいます。編み込みなので余計時間がかかります。夫婦でお揃いを、と思っているのですが、ともかく一つは編みあげたいな、と。

お恥ずかしながら、去年の夏に編んでいた、この編み込みの鍋敷きを、ようやく仕上げました。

私が左腕を痛めたのは、これが原因ではなかったかと思うほど、手の込んだものでした。

裏のスワンは、手加減が悪く、ひきつれているのが何とも言えませんが。一応完成作品として記念に載せます。(図案は、大好きな「すぎやまもと」さんのものです。)
この痛みを乗り越えることで、「好きなことは、絶対諦めない」という気概が得られますように !

日本はまた台風一過ですね。被害に遭われた方々への心からのお見舞いを申し上げます。
インドネシアでの大型地震に関しても、お悔やみ申し上げます。1日でも早い復旧がなされますように。